Q. 仕事の効率を高め、人生の質を高める方法は?
A. 革靴をランニングシューズに履き替える!
「行動科学のセルフマネジメント」と「プロアスリートの経験」が、これからのビジネスアスリートとしての新時代の生き方を提言する。ビジネスのカリスマ、石田淳とプロアスリートで経営者の白戸太朗による、30代から40代のビジネスパーソンに向けた、心と体の強化法。厳しい時代を生き抜くキーワードはランニング。
行動科学で踏み出せる、続けられる!
小社実施の調査で、週3回以上・半年以上走っている人では、役職者・経営者が10%以上多く、また、仕事でよりよいパフォーマンスを出すのに必要な、さまざまな生活習慣やマインドに影響を与えていることが明らかに!
こんにちは、石田淳です。日本はかつてない混迷の時代に入っています。そんな中で、40代を中心に、多くのビジネスパーソンが過大なストレスにさらされ、山のような仕事を抱えて頑張っています。
この本では、行動科学に基づく継続の技術はもちろん、「認知=心」の問題も取り上げています。
困難な時代に挫けてしまわないため、セルフマネジメントが重要になっています。その一つとして、ランニングがストレスを低減させ、心を安定させて生きていくのに、いかに役立つかがおわかりいただけると思います。
お金や成功の意味が問い直されている時代です。単なるマニュアルとも違う、ある意味で、より進化した、新しい形のビジネス書と言えるかもしれません。
本書にも書きましたが、問題は、実は挫けること自体ではありません。むしろ、挫折経験の乗り越え方にこそ意味があります。
私自身も含め、誰もが大きな挫折を経験し、それを糧に経験を積んでいくのです。
いま、社内的にも家庭的にも大変な立場にある30代から40代のビジネスパーソン、特に同世代の40代にエールを贈るつもりで書きました。「頑張って」ではなく、「挫けないで」という気持ちで。
ぜひ、手に取って実際に読んでいただきたいと思います。そうすれば、閉塞状況を突破するヒントをきっと掴んでいただけると私は信じています。
こんにちは、白戸太朗です。石田さんもおっしゃる通り、大変な時代になってきました。でも、そんな時に右往左往しても始まりません。
混乱しつつ価値観が移行する時代には、外ばかりに注意を向けるのではなく、逆にしっかりと自分自身と向き合う時間が非常に大切になってくると思います。
この本では、「内省の時間」を持つことの大切さをかなり盛り込みました。さまざまなものが大きく動く移行期には、深く根を張っていなければ、吹き飛ばされてしまいます。
今のビジネスパーソンに必要な力は、実は「内省力」ではないかと思っています。この内省の時間を持ち、内省力を高めるためのツールこそ、ランニングをはじめとしたエンデュランス(耐久)系スポーツです。
身体を鍛え、心を整えるランニングの魅力をあますところなく語っています。メソッドについては多くの専門書がありますから、詳細はあまり触れていません。でも、大切なことは、なぜランニングが、ビジネスはもちろん人生の質を高めるかだと思います。
石田さんもそうですが、単なる啓発書ではないので、僕自身のプロアスリートとしての経験をかなり書いています。
これからのビジネスパーソンに必須の内容ばかりです。もっと元気にもっと気持ちよく、日々を生きるための秘訣。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
早いもので、構想から二年以上が経ちました。「ランニングと継続」の本が出したい、という思いが今、実現しようとしています。編集として、このお二方に出会えたことは幸運で、本当に有り難く、財産だと思っています。
本作りを進める中、東日本大震災などを経て、大きくその内容もシフトしていきました。単なるビジネス書ではなく、今の混迷の時代に、大きなプレッシャーとストレスを抱える30代、40代のビジネスパーソンに向けて、心身から真にタフになる、毎日が楽になる方法を提案する内容に深化していきました。
ある意味、私自身(40代、スポーツ歴はあまりなし)が想定読者です。
自分が読んで納得できるもの、試してみたいことを中心に編集方針を貫いてきたつもりです。実際、こんな私でもこの本を担当する以上は、この本の編集からインスパイアされたことを何か実践に移そうと思いました。そうすることで、多少なりとも読者の方に実証例を示し、一歩を踏み出していただければとの思いから、2013年4月に開催される100キロマラソンにもエントリーし、徐々に練習を継続しています。
“新時代のビジネス書”をより多くの方に読んでいただき、この本をきっかけに一人でも「挫けない力」を身につけていただくことができれば、それに勝る喜びはありません。(編集F)
定価:1,470円(税込)
四六判/並製/208ページ
ISBN:978-4-86029-397-0 C0034
人生はマラソンだ! ビジネスパーソンは、アスリートだ!
──できる人は、もう走っている──
ランニングが心身のストレス耐性を高め、
自分と向き合う時間が人生と仕事の質を高める!
行動科学マネジメント研究所所長の石田淳と、スポーツナビゲーター・プロアスリートで経営者の白戸太朗による、30代から40代のビジネスパーソンに向けた、心と体のセルフマネジメント術。厳しい時代を生き抜くビジネスパーソンに「ランニング」をはじめとしたエンデュランス系スポーツの魅力・効果を紹介し、習慣化を提案する。行動科学のメソッドに則った「続ける技術」も掲載。
『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』をAmazon.co.jpで購入 『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』をセブンネットショッピングで購入 『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』を楽天ブックスで購入 『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』をブックサービスで購入 『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』を紀伊國屋書店で購入 『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』をhontoで購入
準備中
社団法人行動科学マネジメント研究所所長/株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者/米国行動分析学会(ABAI)会員/日本行動分析学会会員。日本の行動科学(分析)マネジメントの第一人者。ビジネスはもとより、教育、スポーツの分野でも活躍する。近著に『教える技術』(かんき出版)、『いつも結果を出す人の整理する技術』(中経の文庫)、『リーダーの「新常識」』(フォレスト2545新書)などがある。
スポーツナビゲーター/プロトライアスリート/アスロニア代表取締役。6年連続でトライアスロン世界選手権の日本代表に選ばれ、日本人として初めてワールドカップシリーズで世界を転戦。'99年からは世界各地のアドベンチャーレースにも参加し、トライアスロンとアドベンチャーレースの双方で数々の戦績を残す。著書に『仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか』(マガジンハウス)などがある。現在はレースコーディネイトやスポーツ中継キャスターをつとめるなど、スポーツを多角的に説くナビゲータとして活躍中。2008年よりトライアスロン普及のためにATHLONIAを設立。代表を務める。