今回はいつになく、「感謝の気持ち」についてです。
おとといの土曜日、夕方から雨が降って恒例の週末ランは
日曜日にしよう、と考えておりました。
先々週は風邪でまったく走れず、
先週は10キロ走ったのはいいのですが、
どうもこれがきっかけで風邪がぶり返してしまって
仕事にも影響してしまいました…。
ようやく、三週ぶりに20キロ走れると楽しみに
していましたが、雨で走るとまた風邪が怖い。
しかし、子どもを寝かしつけてふと外を確認すると、
すっかり雨は上がって雲間も見える!
慌てて着替え、21時半という遅い時間でしたが、
意気揚々と走りに出ました。
ゆっくりのペースを心がけ、約2時間、
自分と向き合いながらさまざまなことに心を巡らしました。
さすがに、やや体に重さを感じ、ラスト30分はきつかった!
でも、走り終えると清々しい気分。
マイナスイオンいっぱいの雨上がりは、格別です。寒かったけど。
家に帰って風呂に入って汗を流し、体を温め、
買ってきた炭酸飲料を喉に流し込む。
テレビを見ながらですが、しばしの間、プチ達成感にひたる。
そして、ふと考えました。
こんなふうに走って気持ちいいと感じられるのは、
まず、私の体が健康であること、そのお蔭です。
風邪で不調だったこともあるのでしょうが、
2時間も走れる健康な体、これは私の努力で獲得したものでは
ありません。
さらに、2時間走るというある意味「酔狂」なことに
毎週挑めるのも、家族の誰かが大変な状況にあるとか、
経済的・精神的にまったく余裕がない状態では考えられない
ことでしょう。
誰かと比較して幸せだ、有り難い、と感じるのではなく、
心の底からの実感として、今の自分の状況を丸ごと受け容れ、
有り難いなあと思える。
こんな感覚を抱けるようになったのは、明らかにランニングを
日常生活の中に取り入れてからです。
…しかし、本当に100キロマラソンを完走したら、
どれほどの感謝が湧きあがってくるんでしょうか?
今から、怖いくらいに楽しみです。
ま、それもちゃんと完走してからの話で、その前にクリアすべき
関門がたくさんあるわけですが…。
本書でも、「感謝」の効用について取り上げています。
感謝ができる状態というのは、心も体もとても調子がいい状態。
「徳のある人」なら、普段から感謝することができ、
感謝するから心身の調子がよくなる、ということもあると思います。
しかし、私のように徳のない人間が、感謝の気持ちを抱ける、
そこにもランニングの魅力があると感じます。