「挫けない力」ブログ: 2013年1月アーカイブ
「挫けない力(仮)」ブログ
2013年1月アーカイブ

「内省の時間」と「決断力」の関係

(掲載日:2013年7月 1日)

『挫けない力』の中で、ランニングの効用の一つとして

取り上げられているのが「内省の時間」が持てるということ。

走っている最中は、誰にも邪魔されず、

自分自身と向き合うことができます。

 

雑多な情報(映像、音、文字)が溢れ返る中で、

いったん、すべてから離れて自分と対話する。

雑念が浮かんでも、淡々と走っていれば、そのうち

ふっと「無」の感覚に入っているときがあります。

この感覚は、「ゾーン」と呼ばれるものに

近いのではないかと思います。

 

意識を離れて、無意識のレベルで勝手に体が動く。

一流のアスリートには、この「ゾーン」感覚を身に着けて

いる人が多いといいます。

私たちはアスリートではないので、

質の良い身体的パフォーマンスのための「ゾーン」というより、

むしろ心理的なこの「無」という「ゾーン」が

「決断力」や「判断力」をいつの間にか向上させることが

あるのではないか…。

昨日、ある著名な精神科医のトークライブに参加して

ふとそんなことを思いました。

 

その方は、人生の岐路に立つような決断ではあまり迷ったことが

ないといいます。その代り、今日のお昼はラーメンかソバか、

なんて些細なことではかなり迷ってしまうとか(笑)。

 

人間は、仕事上の大きな判断や、人生を左右する岐路に立ったとき、

すでに、ある「予感」のようなものがあって、

実は、無意識のレベルでじっくりその事項と向き合い、

決断を下している。

 

あくまで私の受け止め方ですが、そんなお話でした。

 

「予感」あるいは「予兆」は、自分の身体に置き換えると

わかりやすいと思います。

本書で白戸さんが書いていらっしゃるように、

走ることを習慣化することで、自分の肉体のちょっとした変調や、

弱っている箇所を見つけやすくなる。

見つかれば対処をするので、故障や病気になりにくい。

つまり、身体的センサーが鋭敏になる。

 

人生において、大きな決断を下さなければならない前には、

さまざまな形で、予兆が現れているもの。

ただし、センサーが鈍感だとその予兆を予感として感じ取る

ことができない。

感じ取ったとしても、内省の時間がまったくなければ

無意識のレベルでも問題を先送りしてしまう。

すると、いざ決断の場面に立たされたとき、

判断に迷って動きがとれなくなり、対応が遅れてしまう。

 

対応の遅れ…。

これって野生動物で考えれば致命的ですよね。

弱肉強食のサバンナで、捕食する立場であれ、される立場であれ、

対応が遅れれば「食いっぱぐれる」か「食われる」しかありません。

 

…なんだかややこしい話になってしまいました。

自分自身がこの「対応の遅れ」で、

何度痛い目に遭ってきたことかわからないくせに、

つい、わかったようなことを書いてしまいました。

 

話がどんどん膨らんで収拾がつかなくなりそうなので、

今日はこのへんで。

お読みいただいてありがとうございますm(__)m

「Have to」から「Want to」へ

(掲載日:2013年7月 1日)

「走る」という行為は、日常的に走っていない人にとっては

想像以上にハードルの高い行為のようです。

 

この本を手に取っていただいても、

「なになに、走らなきゃダメなの?」なんて

そっと本棚に戻されれると、悲しい!

 

えー、あらためまして…。

本書は、「走らなければダメですよ」とか、

「走らない人間は読んでも意味がありませんよ」という

内容ではありません。

 

もちろん、走ることを推奨していますし、

その効果を多角的に論じています。

石田さん、白戸さんの経験談も豊富に掲載しています。

 

でも、重要なのは、

日常的に次々に襲ってくるさまざまな問題やトラブル、

先行き不透明な時代の閉塞感や不安感、

そうした心身を蝕むストレスへの耐性を作ること。

まさに心身ともに「挫けない力」を身につけることです。

 

その方法は、人それぞれだと思います。

本書では、エンデュランス系の運動をツールとして

お勧めしています。

ですから、水泳でもいいですし、山登りでもいい。

さらに、散歩などのウォーキングでもいいんですね。

 

そこで効果を実感できれば、では次に走ってみようか、

走ると意外に楽しいから、大会に出てみようか…

そうなれば、走ることがいつの間にか習慣化しているはず。

 

人間、つらいことはなかなか継続できません。

行動科学でも、ターゲットにした行動をいかに

楽しむか、が重要だといいます。

 

「走るなんて冗談じゃない、仕事だけでへとへとだ。

毎日酒でストレス発散しているし、走る必要なんてない」

それも一つの考え方ですし、ライフスタイルなのでまったく

否定はしませんし、できません。

かく言う私も、走る以前はそんな感じでしたし…。

 

ただ、思うのは、ストレスが多くてつらいときこそ、

日常のよい習慣が効くということ。

普通に考えれば、お酒を飲み過ぎれば二日酔いで

仕事に悪影響…するとまたストレスでお酒…。

肝臓がかわいそうです。

 

また、人間は、誰しも今より善くありたいと願うもの。

かといって、より善くあるために

「ねばならない」というのは窮屈ですよね。

 

「こうありたい」「こうしたい」という思いが心から

湧きあがってこそ、行動にも意味が出てくると思います。

 

それは「欲望」ではなく、「希望」なのだと思います。

希望の希薄な時代に、思考を「Have to」から「Want to」へ

移行する。

 

走ることに限らず、仕事に向かう姿勢もそうでありたい。

 

…と、自分にそう言い聞かせる編集Fでした(笑)。

3時間ランニングの効果

(掲載日:2013年7月 1日)

出版記念イベントの興奮も冷めやらぬなか、

土曜日には、3時間ランニングをなんとかやり遂げました。

21時から0時までのナイトランです。

 2013-01-26 22.28.42.jpg

2週連続なので、多少楽になっているかなと思っていたら、

やはり2時間半を超えると、結構キツイ!

でも、やるべきことをやって、気分はいい。

 

あまりに寒いので途中、トイレに2回寄ってしまいました(笑)。

 

翌日の日曜は、さほど疲れも残っておらず筋肉痛もほぼない

ので、さすがに体ができてきたのかな、と喜んでおりましたら、

今朝、昨日よりやや体が重い…。

年を取ると、ダメージが一日遅れてやってくるんですね。

出勤時、溶けた雪に何度か足をとられそうになったり…。

 

走りながら、あらためて自分は何を考えているのか

意識してみました。

仕事のこととか、人間関係、過去のふとしたことなど、

まあ、脈略がありません。

雑念の宝庫です。

 

でも、しばらく時間がたってくると、ふと「無」の瞬間が

やってくるように感じました。

なんだか、あらゆる「しがらみ」から解き放たれた、

純度の高い時間のような気がしました。

 

それが、メンタル面にどういい影響を及ぼすのかは

よくわからないのですが、一種の瞑想状態を経験することで、

無意識のレベルで、日常のなかの細々としたことが

すっきり整理されていくのではなかろうか、と思った次第です。

 

走っている時には(走り始めはともかく)、少なくとも、

「怒り」とか「妬み」とか「不安」とか、

そんなネガティブな感情からは、いったん隔離されるように

思います。

 

質のいい「夢」を見ている感覚とでもいうか、

とてもフラットで、平静な気分でいられることは間違い

ないですね。

 

イベントでも話題になった「内省の時間」。

ストレス過多の時代には、不可欠なものだと思います。

ランニングの習慣化によって、

多くの方が、このストレスマネジメントをされると、

「挫けないしなやかな心」が手に入り、

日常生活でも、大きく活きてくるのではないかな、

そんなことを思いました。

 

私としては、そんなことを考えつつ、

100キロマラソン完走に向けて、ともかく淡々と

走る続けることが重要。

でも、こうして目標を持って走ることが、

すごく楽しい!

 

こうして3時間も走ることができる体、健康に感謝!感謝です!

昨夜の出版記念トーク&サイン会盛況でした!

(掲載日:2013年7月 1日)

昨夜、八重洲ブックセンター本店で行われた

『挫けない力』の出版記念イベントは、18時半からという

早い時間にもかかわらず、ほぼ満員の80名近い参加者の方に

ご来場いただき、無事終了いたしました。

 IMG_1666.jpg

石田さんと白戸さんのトークはぴったり息が合っていて、

本に収録しきれなかったサイドストーリーを中心に、

縦横無尽にユーモアを交えながら、あっと言う間の1時間。

さすがです!

 2013-01-24 18.50.41.jpg

参加者の方は、熱心に聞き入り、時に笑いながら時にメモを

とられたり、熱気に満ちていました。

サイン会にも長蛇の列ができ、お話に共感した方の多さが

表われていました。

 IMG_1676.jpg

トーク終了後には、『日経ビジネス アソシエ』で、

お二人がコラボするきっかけになった企画、

明日に向かって走れ! マラソン挑戦で学ぶ『継続の技術』」の

担当編集の方にもお目にかかることができ、

とても嬉しく、感慨無量でした。

この企画がなければ、この本も生まれることはありませんでした。

 

終了後の打ち上げも、石田さんと白戸さんのランニング仲間の

美女二名が参加してくださり、花を添えてくれました。

小社の社長をはじめ、私たち社員も、

和気藹々とした雰囲気の中、かなりお酒がすすみ、

楽しい会になりました。

 

石田さん、白戸さん、ご参加くださった皆様、八重洲ブックセンター

本店の皆さま、本当にありがとうございました。

心から感謝しております。

 

また、こういうイベントができるといいな?と、

密かに企んでおります。

普段の正しい姿勢が正しいランニングフォームを作る

(掲載日:2013年7月 1日)

『挫けない力』の3章 挫けない「体」作り、

ランニング入門(4)で、白戸さんが正しい姿勢の重要性と、

基本メソッドについて書いていらっしゃいます。

 2013-01-23 20.36.35.jpg

座業の多いビジネスパーソン。

パソコンに1日中向かっている人も多いでしょう。

 

私も仕事柄、パソコンに向かっている時間が長くなりがちです。

取材や打ち合わせ、たまに書店営業などで

外出する機会もありますが、

月に1度くらいの頻度で営業に行くと数時間立ちっぱなし…。

すると、かなり疲れるんですね。

 

ランナーとしては、どうなのだろうと思ってしまいます。

やはり鍛え方が足りないのでしょうね(汗)。

 

座業が多いと、脚を組んだり前のめりになったり、

姿勢が崩れがちになります。

ランニングのときには、よく言われるように

頭を天から糸でつられているような感覚で背筋を伸ばす

ことを心がけてはいますが、疲れてくるとキープが難しく

なります。

 

やはり普段の姿勢が重要なのですね。

さて、普段の姿勢をよくするには…、

ちょっとだけ、ここで紹介しちゃいます。

 

──自分の姿勢を意識すること。

なーんだ、そんな簡単なことか、と思いますよね!

でも、これが意外に難しいのです。

できる人はいいのですが、多くの人は頭で理解してしまうので

そこで納得して終わり…かく言う私自身がまったくその典型。

 

しかし、だからこそ普段のちょっとした行動で劇的に

変わります。

 

それは、1日2回、全身が写る鏡で自分の姿勢をチェックすること。

女性はともかく、男性はあまり鏡を見ないもの。

だから玄関に大きめの鏡を設置して、

出かける前と、帰宅したとき、ほんの10秒

正面と、側面を鏡に映し、正しい姿勢になっているか

チェックするわけです。

 2013-01-19 20.53.13.jpg

これなら行動のハードルが低いので誰でも実践できますね。

写真は私の家の玄関。

私も実際にこれを実践してみて、ずいぶん姿勢がよくなったと

思います。

なにより、肩こりや腰痛もありません。

 

猫背だと、首と肩の筋肉に負担がかかり、

肩がこり、さらにそこから腰痛に発展するといいます。

その予防にもバッチリですよ!

 

すでに玄関に姿見がある方は、無意識にやっていらっしゃる

かもしれません。

ない方は、ぜひ、試してみることをお勧めいたします。

100キロに向け、新しいランニングシューズを購入。

(掲載日:2013年7月 1日)

先週の土曜日に、三井アウトレットモールで、

ランニングシューズなどを買い物に行きました。

ナイキやアディダスなど、有名メーカのショップがあり、

しかも安い!

 2013-01-19 13.47.12.jpg

かなりお客さんも多く、世の中にはランナーが

私が思う以上にいて、また新たにランニングを始める人も

多いのだなあと思いました。

 

100キロマラソン挑戦に当たって、これまでのシューズでは

まずいと思っていたので新品を思い切って購入。

ナイキかアディダスかで悩みましたが、

なんとなくアディダスを購入。

 

店員さんにアドバイスを受け、購入したのは

アディゼロという、ホノルルマラソンインスパイアモデル。

正直、ちょっとトロピカル過ぎて、地味好きの私には

不似合ですが、まあ100キロという普通ではないことを

するので、気持ちをUPさせる意味でもいいかな、と。

 2013-01-19 20.53.43.jpg

この日、これを履いて早速3時間ランをしましたが、

さすがにまだ足になじんでいなくて、足裏のいたるところ

水ぶくれが…。

そのうち、しっくりくるでしょう。

 

店員さんに「大会に出られるんですか?」と聞かれ、

「ええ、実は100キロに…」

「へえー、それはまた長距離ですね」

「まあ、ちょっと半分イベントみたいなもんで…」

「あ、ランニング雑誌関係の方ですか?」

「いえいえ、そうではないんですが、走ることに

関連した本を出したので…」

 

なんだかうまく説明できませんでした。

 

投資するとモチベーションが上がります。

しかも、できるだけ自分のお気に入りのシューズやウェアを

購入するとさらにやる気が出てきます。

私の場合は、あまり物に対してこだわりがないので、

新しいシューズでやる気UP効果は薄いのですが。

 

とにかく、100キロに向けて準備が整いつつあります。

あとは練習を淡々と積み上げていくだけです。

走って(気持ちよく運動して)いるとき、人は2番目に幸福。...1番は?

(掲載日:2013年7月 1日)

少し古い話になりますので、ご存知の方もいらっしゃる

と思いますが、最近、ある書籍を通して知った、

興味深いデータがあります。

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それはデータの出所は米科学誌Scienceに発表された論文。

米ハーバード大学の研究者らが、iPhoneアプリを使い、

「今何をしているか」「どのくらい幸福か」

「現在している行為だけについて考えているか、

楽しいことやつまらないことなど別のことを考えているか」

などをリアルタイムで報告してもらい、2250人分のデータを集めた

といいます。

 

「何をしているとき幸福か」

これはベスト3が発表されていて、

3位が「おしゃべり」、2位が「気持ちよく運動をしているとき」、

そして1位はSEX」だったそうです(笑)。

 

やや、下世話な話かもしれませんが、

私がここから読み取るのは、どれも人間の本能に根差して

いるということです。

SEXは、子孫繁栄のために再重要なことですし、

おしゃべりは、コミュニケーションや自己承認の欲求を満たすもの。

そして、運動──。

 

重要なのは、「気持ちよく」という部分。

あまりにハードすぎると、苦行になってしまう。

 

この研究のミソは、人が何かをしている間、

その時間の半分近くを別のことを考えたり、

他のことを始めてみたりと絶えず気が散っており、

その「さまよう心」のせいで幸せを十分に感じられないという部分。

 

裏返せば、集中している状態、あるいは集中しやすいことに

人間は幸福を感じやすいということですね。

その意味で、ゆるジョグやちょうどいいペースのランニングは、

まさに集中に向いています。

 

走りはじめは、それこそさまざまなことを考えますが、

距離が進むにつれ、だんだんと思考はシンプルになり、

自分の身体の調子や、周囲の風景などに集中するように

なります。

 

一種の瞑想状態というと大げさですが、

さまざまな雑念がふり払われ、

意識を集中して一人の貴重な時間が過ごせることは

私の経験からも断言できます。

本書で白戸さんが勧める通り、「内省の時間」に

うってつけなのです。

 

ここでは「気持ちよく運動しているとき」を

「気持ちよく走っているとき」と、やや拡大解釈して

いますが、ほぼ同義ですよね。

 

走る以外にも、水泳とか、登山とか、自転車とか、

いろいろ入ってくると思います。

エンデュランス系を並べましたが、

球技もそうでしょうね。

 

走ることと幸福、やはりその距離は近い!

というお話でした。

100キロマラソン完走に向けて、週末3時間ラン!

(掲載日:2013年7月 1日)

土曜の夜、子どもを寝かしつけたあと、

21時から0時まで、3時間ゆっくりペースで走りました。

ナイトランニングもなかなかおつですよー(笑)。

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この前、白戸さんに3時間ランを練習に取り入れるように

アドバイスをいただき、ようやく実行に移せたわけです。

 

上の写真は雪が残って凍結した道路。

これでも幹線道路なんですが…、日当たりの悪いほうだと

こんな感じで、走るのは危ない状況。

雪のない道を選んで走りました。

 

3時間走るとなると、コースはいろいろ考えられます。

私の家の西東京市から、新青梅街道を通って環八に出て、

そこを上って谷原から新目白通りを走り、

豊玉陸橋でしたか、環七を走って、また新青梅を走り、

今度は環八を下って荻窪駅前を走り、

荻窪からは青梅街道で武蔵関のほうに戻っていきます。

(下の写真は目白通りと環八です)

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正直、さすがに3時間はしんどかった。

2時間には慣れていて、ちょうどいいのですが、

残り、30分がかなり長く感じられました。

ま、それでこそ100キロマラソンへのいい練習になっている

ということでしょうね。

 

寒い時期は確かに外で走るのは億劫になりますが、

やはり、これも週一度とはいえ、習慣化すると

クセになりますね。

帰ったあとに、熱い風呂に入るのがたまらない!

じんわり、肌から温かさがしみとおります。

おでんの具になった気分?とでも言えばいいのか。

 

100キロに向けて、まあまあ順調に仕上がってきている

編集Fでございました。

「挫けやすい状況」と「挫けやすい年代」

(掲載日:2013年7月 1日)

長引くデフレ、円高など、日本の経済状況は、

20年以上にわたって低迷を続けています。

先の政権交代から、アベノミクス効果で株価が上昇し、

円安にふれて、経済的に明るい見通しもでてきたようです。

 2013-01-18 11.43.53.jpg

しかし、そこにもさまざまなリスクがあるといいます。

一般的な家庭では、日用品やガソリン価格の高騰など、

むしろ打撃のほうが大きい状況。

今朝のニュース番組でもそう報道していました。

 

私は経済には暗いので、詳しいことはわかりません。

ただ、ニュースを見ていて感じるのは、

多少、経済が上向きになっても、私たち一般の人間に

すぐにその効果が実感されにくいということ。

それどころか、今現在、リストラに遭ったり、

業績が上がらない中で大変な思いをして遅くまで

働いていたり、大変な思いをして

いらっしゃる方が多いのではないかと推測します。

 

いずれにしても、多くの30代から40代が、

この閉塞感に満ちたストレスフルな社会で歯をくいしばって

現状打破を目指し、日々、業務に邁進されていると思います。

しかも、ミドルマネージャー的立場が多いこの年代は、

上下の板挟みに遭い、非常につらい立場にあることでしょう。

 

ビジネス面の不安とストレスだけではありません。

この年代は、家庭においても責任が大きくのしかかります。

まだ自立には遠い子どもたちを抱え、

立派な大人にすべく、教育面などではできるだけ

不自由な思いをさせたくないというのは親の心情でしょう。

かく言う私も4歳の子がおり、同様の思いを強く抱いています。

 

ある調査によると、46歳がもっとも支出の多い時期だということです。

家のローンをはじめ、さまざまな付き合い、なにより

子どもの大学進学などの教育費や親の介護にかかる費用も大きい

のだと推測します。

 

精神的にも、経済的にも挫けやすい時期。

これが30代から40代です。

この年代の、特に男性にうつ病など、

精神的な疾患を抱える人が多くなっていることも事実です。

毎年3万人を超える自殺者のうち、やはりこの世代の比率は

比較的高いのです。

 

この日本経済の外的な要因と、ライフサイクルによる個人の

内的な要因が、ダブルでのしかかってきます。

 

だからこそ、心身の健康、セルフマネジメントが重要になって

きます。

ランニングは、決してハードルが低い行動ではありません。

悩みが多ければなおさらです。

でも、悩み多き人にこそ、ランニングで内省の時間を持って

いただき、人間本来の心身の力を取り戻していきたいと

思っています。

 

50代の主婦の方から、

「うちの旦那に読ませたいけど」という感想をいただきました。

「でも、絶対続けられないひとだから…」

いえいえ、そういう人にこそ読んでいただきたいんです。

行動科学マネジメントの素晴らしさを知っていただき、

続けられる人になってもらいたい。

もちろん、楽しみながら、無理のない範囲で。

 

やや長くなってしまいました。

でも、これはすごく大切なことだと思います。

経済状況とか、周囲の状況に左右されない、左右されたとしても

しなやかに、竹のように復元する力、

「挫けない力」を多くの方に身につけていただきたい…。

まだまだ修業中の私が言うのはおこがましいのですが、

この本を担当させていただき、その意義、その思いを強くしています。

走ることは「苦行」か?

(掲載日:2013年7月 1日)

冬の寒い時期、ランニングを習慣化している

ランナーの方でも、外に出るのは少しばかり勇気がいりますね。

 

100キロマラソンの完走を目指す私も、

正直、家を出る時には気持ちを奮い起こしています(笑)。

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『挫けない力』の64ページ、「走る=つらい」の誤解

という項目では、走ることの本来的な楽しさと、

なぜ、多くの人が誤解をしているのかについて書いて

あります。

 

原因の一つに、中学・高校での体育教育が挙げられます。

私の友人にも、走るなんて飛んでもないという人がいて、

よくよく聞いてみると、

高校のときに、一匹狼で迎合しない彼は、体育教師に目をつけられ、

マラソン大会のクラス代表にされた挙句、

つらい思いをしてゴールしたら、誰も出迎えてくれなかった

という経験を話してくれました。

 

しかも、やんちゃだった彼は、すでにヘビースモーカー(笑)で、

走るとすぐに息が切れて、そのつらかった経験は

忘れられないというのです。

 

もちろん、いい先生もいらっしゃると思いますが…。

三つ子の魂百まで──。

根性主義と言うか、罰ゲームというか、

走ることは、なんだか一種の体罰のように使われてきた

悲しい歴史があるんですね(おおげさですが)。

 

そんな、「走る=苦行」という認識がある方には、

ぜひ、この項目を読んでいただければと思います。

 

それでも抵抗があれば、まずはウォーキングから、

徐々に徐々に、ライフスタイルや体力に合わせて、

楽しみながら自分に合ったペースを見つけていただければ、

人間に本来備わった、体を動かす喜びに目覚められる

のではないでしょうか。

「マラソンは人生と同じ」

(掲載日:2013年7月 1日)

昨日、TBSで放映されたホノルルマラソンを見て、

これはいつか参加しなければと思った編集Fです。

制限時間がなく、「長距離をゆっくり走ろう」というテーマには

共感します。

http://www.tbs.co.jp/sports/honolulumarathon/

 

いわゆる「ゆるジョグ」が、走る喜びを得やすいのではないか

そう個人的な経験を踏まえて感じています。

 

それにしても、ジャーナリストの鳥越さんはガンを克服しての

挑戦。見事完走されましたが、72歳のマラソンチャレンジには

頭が下がります。

フェンシングの太田さんも、途中歩きながらも、

アスリートらしい立派なタイムで完走。

念願の4時間切りをかけて頑張った久保田アナは、

9分ほどオーバーしましたが、ナイスチャレンジだったと思います。

 

鳥越さんの、完走しての言葉、

「陳腐かもしれないけれど、マラソンは人生と

同じだと思いますね。苦しくてもやり続けていれば、

やがてゴールは見える」

──だからみんなチャレンジするんですね。

 

ランニングの習慣化と、大会に出ることは別の話ですが、

習慣化のためには、ラストゴールの設定が欠かせません。

その意味で、大会に出るのは大きなモチベーションになりますね。

番組を見ていてあらためてそう思いました。

 

『挫けない力』を読んで、それまで「走る」ことについて

否定的な感想を持っていた小社社長のFさんが、

何とランニングを始めたようです。

さらに、ウェブ関係を手伝ってくださったTさんが、

ウォーキングを習慣化して、

営業のTさんが、私の100キロに刺激を受け、

ランニングの距離を伸ばしているようです。

上野のビジネス書担当の書店員の方も、ゲラを読んで

すぐにランニングに出かけた…などなど、

私の周囲の多くの人が、この本を読み、

すぐに行動を起こしています!

 

いつか、このみんなでマラソン大会に参加できたら

楽しいだろうな、なんて夢想してしまいます。

 

走る習慣のない人も走らせる力が、

『挫けない力』にはあるようです。

すでにエンデュランス系スポーツをしている方はもちろん、

まったく運動習慣のない人にも自信を持って

お勧めします!

 

「人生はマラソンと同じ」

コツコツと継続する練習が、いつかゴールへと導く。

ゴール(目標)は人それぞれ違いますが、

だからこそ、マラソンは多様で楽しいのでしょうね。

ワッキーさんから応援メッセージいただきました。

(掲載日:2013年7月 1日)

FBにも書きましたが、昨日放映されたNHKの「地球イチバン」

とてもいい内容でした。

お笑いタレントのワッキーさんのサハラマラソンチャレンジ。

普段バラエティで見る彼とは、まったく違う

究極状況での頑張りには感動です。

http://www.nhk.or.jp/ichiban/

 

営業のTさんも観たらしく、「すごいねー」と

ただただ感嘆しておりました。

 

ワッキーさんに番組の感想と私も100キロに挑戦することを

公式ツイッターで送信したら、すぐに返信をいただきました。

「ありがとうー100キロがんばってください!」

嬉しいですね。

練習の励みになります。

 

主宰団体は違いますが、同じサハラマラソンに出場した

石田さんとワッキーさんが対談したら、

どんな話が飛び出すのでしょう?

活躍のフィールドは違っても、同じ過酷な長距離レースを

経験された方同士、すごく貴重なお話になる予感がします。

 

昨日の「地球イチバン」の再放送は次週木曜日、17日の深夜

のようです。

そして、完結編は24日(木)22時から放映。

見逃した方はぜひ!

ただただ淡々と目的に向かって...。

(掲載日:2013年7月 1日)

先日、お二人とのイベント打ち合わせで、

私編集Fの100キロ挑戦に貴重なアドバイスをいただいたという

お話を書きました。

 

白戸さんからはさまざまな技巧上の

アドバイスをいただきました。

うーん、これは役得というものですね。

 

いただいたアドバイスで印象に残ったことを数点書きます。

100キロほどの長距離になると、とにかく食べることが重要。

10時間以上(私の場合はおそらく14時間くらい)延々と走る

わけですから、栄養補給が大変重要になります。

 

一番まずいのは、食べ物を体が受け付けないくらいに

体力を消耗してしまうことだそうです。

車でも、ガス欠してしまえばどんな高級車もガラクタ同然。

栄養補給と水分補給を甘く見ては、

ロングディスタンスの競技では必ず失敗してしまいます。

 

練習では、とにかくこの12月が勝負時ということ。

3月は中旬までは追い込んでもよいようですが、

レースの1か月前には、疲れを抜く方向で調整していくのが

望ましいようです。

 

3月はハーフとフルにエントリーしており、

調整のレースにしていますが、その後はここまで積み上げた

練習を信じて、あとはじっくり体を休ませる。

逆に言えば、今、これからが勝負時!

咳が長引いているのが気にかかりますが、

そろそろエンジンを全開にしていかなければ。

 

そして「粘り」を身につけることが大切だと白戸さんは

おっしゃいました。

スピードはこの際、捨てて、とにかく長い距離をゆっくりで

いいので、走るようにする。

具体的には、週末の2時間ランを3時間に延ばすことを

提案いただきました。

 

知り合いの旅館の女将さんは、確か50歳を過ぎているのに、

サロマの100キロに挑戦して、見事13時間以内で完走された

とか。この方のフルのベストタイムは5時間くらいだといいます

から、私にも13時間を切ることはできるのかも。

つい、「じゃあ、僕も13時間切るのを目指します」

なんて口走ったら、石田さんから、

「とにかく、まず完走ですよ」と釘を刺されてしまいました(笑)。

確かにそうですね。

 

石田さんからは、とにかく、やると決めた以上、

やることをやるだけ、とアドバイスをいただきました。

淡々と練習を積み重ねること、これ以上に大切なことは

ないかもしれません。

 

余計な心配をしたり、自信過剰に陥らず、

ただただ目的に向かって淡々と歩みを止めないこと。

これは、まさにビジネスでも同様だと思います。

そして、積み重ねた練習は、決して裏切らない!

頼りになるのは、どれだけの練習を積み重ねてこられたか。

 

地味な日々の作業にこそ、

実は物事の成否を分ける鍵があるのだと気づきました。

 

お二人の貴重なアドバイス、実践させていただきます!

100キロに向けて、新年早々、思いを新たにした一日でした。

『挫けない力』をテーマにした 「丸の内朝大学」2013年春学期の講座開講が決定!

(掲載日:2013年7月 1日)

「丸の内朝大学」2013年春学期のコンテンツの一つとして、著者の石田さんと白戸さんを講師に、「挫けない力」養成クラス(全6回)を開講することが決定しました!

 IMG_6400.jpg

写真は、講義内容などの打ち合わせをするお二人。

 

「丸の内朝大学」は、20094月に開講した、

丸の内エリアで、朝7時台に、さまざまな講座を開講する市民大学。

「朝活」の代名詞的な場として知られ、

向学心の強いビジネスパーソンが出勤前に

多く参加していらっしゃいます。

http://asadaigaku.jp/

 

元々は、単発の出版記念イベントとして

新丸ビル内のスペースをお借りして講座を開くことを

考えていましたが、朝大学の担当の方に、

この本の主旨などを説明したところ、

朝大学の講座にピッタリ!と感想をいただき、

それならば…ということで、石田さん、白戸さんの

ご協力を得て、本格的に検討し、実施することが決定しました。

 

まだ、内容や申込みなどに関して、詳細は書けませんが、

本をテキストに、石田さんと白戸さん、

お二人からこの本のエッセンスを

凝縮した講座が受けられるチャンスです!

 

丸の内、と言えば、多くのビジネスパーソンが働き、

さらにランニングの聖地である皇居も近い場所。

『挫けない力』の講座を開くには、

これ以上に適切な場所はないかもしれません。

 

私も申し込もうかな、なんて頭を巡らせております。

ただ、お二人ともに人気があるので、

定員に達っするでしょうから、特別枠でも作ってもらう

しかないでしょうね…。

 

また、近々に続報をUPいたします。

"できる人"は、ランニングを習慣化している!...アンケート調査で明らかに(5)

(掲載日:2013年7月 1日)

page-fig5.png

自己肯定感。総じて、日本人は外国に比べて低いと言われています。

まあ、そこには日本人特有の「謙譲の美」もあると思いますが、

若者に顕著らしく、オジサン世代の私としては気になるところです。

 

この自己肯定感というのは、少し間違えると、

「お気楽」とか、「自分が見えていない」とか、「自己中心的」

などと一緒にされそうな感じです。

 

確かに、根拠のない「自己肯定感」は困り物ですが、

それなりの代償を払って、獲得した「自己肯定感」は、

非常に価値のあるものだと思います。

 

毎日を納得して生きられているかどうか。

思うようにいかない日も、それはそれで受け容れて、

かけがえのない一日として生きる。

これこそ、自己肯定感という気がします。

 

翻って、私自身にこの自己肯定感があるか、

ちょっと微妙…。

でも、積み重ねたものがあればあるほど、

この感覚は育っていくものという気がします。

 

100キロマラソンへの挑戦を通して、

少しずつですが、この感覚が自分の中に積みあがって

きているような気もしています。

そして実際に走り切ったとき、

それはピークを迎えるのではないかと、

やや気の早い妄想をしたりして…。

 

状況がどれほど過酷でも、

自己肯定感を持っていれば、そう簡単に挫けることはないはず。

練習に裏打ちされたこの感覚が、原動力になるはず。

100キロの道のりで、どれほどキツくても、

頑張れそうな気がするのです。

 

自己肯定感をも高めるランニングの魅力、

ぜひ、本書を読んでいただき、実際にご自分で確かめて

いただければ幸いです!

嬉しい反応、続々と!

(掲載日:2013年7月 1日)

石田さん、白戸さんの共通の知人である、

紫穂子(うるししほこ)さんから、

献本差し上げた『挫けない力』の感想がお二人に

届きました。

 

漆さんは、品川女学院の校長先生で、

『女の子が幸せになる子育て』(かんき出版)

などの著書も書かれている方です。

品川女学院は、山口百恵さんや、広末涼子さんの

出身校なんですね、すごい!

 

とても嬉しい文面でしたので、

ご本人にご了承を得て、ここに転載させていただきます。

 

出版社から本をお送りいただきました。ありがとうございます。

早速、読んでます。

ロングディスタンスに取り組んで、内省の時間を持てたり、感謝の心が身体を軽くしてくれたりすることを実感したので、読みながらうなずくことばかりです。

今年はアイアンマンめざして頑張ります。

生徒にも読ませたいので、図書室に入れますね。

 

漆さんには、昨年、石田さんと白戸さんに呼んでいただいた飲み会で

お目にかからせていただきました。

 

なんと、漆さんは昨年の7月、

国際トライアスロン連合(ITU)主催の世界選手権年齢別部門の

ロングディスタンス(154キロ!)に挑戦し、

見事、10時間の制限時間内に完走されたトライアスリートです!

しかも、50歳を過ぎてからの挑戦!凄すぎます!

詳細はこちら→

http://diary.shinagawajoshigakuin.jp/fromPrincipal/?m=20120901

 

飲み会の席でも、そのレースの模様をお聴きして、

「すごいなあ」と感じ入っておりました。

 

この本は初心者向け、あるいは、ランニングに興味は

あるけれど、始められない人にもわかりやすくランニングの

効力や魅力を解説しています。

ですが、すでにランニングなどのエンデュランス系スポーツを

習慣化している方に読んでいただいても、

自らの取り組みの検証や、さらなる後押しになると思います。

 

 

漆さんのご感想で、その思いが確信に変わりました。

 

そして、生徒さんにも読ませたい、とのお言葉!

これも嬉しい限りです。

30代から40代のビジネスパーソンに向けて書かれた本ですが、

「挫けない力」は、何歳であろうと身に着けたい力。

ランニングの好きな学生が増えるといいな♪

 

"できる人"は、ランニングを習慣化している!...アンケート調査で明らかに(4)

(掲載日:2013年7月 1日)

page-fig4.png

上記のデータは、一見、走ることと直接関係ないように思えます。

しかし、以下のように読み取ることも可能ではないでしょうか──。

 

人間の抱える悩みは、そのほとんどが人との関わり合いによって

生ずると言われています。

家族関係をはじめ、友人・知人関係の充実は、

生きる上で非常に大きなウェイトを占めるものだと思います。

 

ビジネスでどれだけ成功したとしても、

いわゆる「社会的成功」だけで人間は幸せになれるものでは

ありません。

本書においても、「社会的成功」以上に「人間的成功」が必要になると

書かれています。

 

職場の人間関係は、人生の質の上でも非常に大切なものです。

なぜなら、人間が多くの時間を過ごすのは、

実は家庭や地域社会ではなく、職場だからです。

そこで人間関係の軋轢やストレスが多いと、

人生全体のクオリティが著しく損なわれてしまいます。

 

人間には好き嫌いがあって、どうしても仲良くできない人も

いるものだと思います。

さらに、人間関係は相手のあることなので、自分の力だけでは

どうにもならない…確かにそうだと思います。

 

しかし、毎日が充実していて、いつも上機嫌な人の周りには

人が集まってくるものですし、笑顔が絶えないものです。

その、生きる上での「余裕」が、

ギスギスした不安な時代に、自分だけではなく

周囲にも伝わっていき、笑顔を生む。

 

走ることで心身が健康を健康な状態に保つことができれば、

自然と普段から上機嫌になりますし、「余裕」が生まれます。

余裕は、経済的な面で生まれるのではなく、

日々、自分で心と体のマネジメントを通して生み出すもの。

 

つまり、走ることを生活習慣に落とし込んでいる人は

余裕を持っている人が多い。

そんな風にこのアンケート結果を読むことが

できると思うのですが、いかがでしょうか。

近況報告です!

(掲載日:2013年7月 1日)

15日に、イベントの打ち合わせで石田さん、白戸さんと

打ち合わせを兼ねてランチしました。

こんな場所で!

2013-01-05 13.51.31.jpg

 

なんだか、とても面白いことになってきています!

イベントについては、また明日のブログでご報告します。

(別に焦らしているわけではなく、ちょっと今日はこれ以上の

更新ができそうもないので…すみません)

 

で、打ち合わせを終え、雑談になったのですが、

話題は私の100キロ挑戦に…。

「走ってますか?」

と白戸さん。

「いやあ、正月は咳がひどくてあまり走れなくて…」

と私。

 

そこで、白戸さんから貴重なさまざまなアドバイスをいただきました。

石田さんからも経験者としての貴重なアドバイスをいただきました。

感謝!!

 

そんな時、ふと石田さんがこうおっしゃいました。

「とにかく、やるだけですよ。

『挫けない力』の担当編集者が100キロで完走できないとか、

挫けたらマズイでしょ」

!!!!!!

…す、すごいプレッシャー!

思わず、白戸さんも笑っていらっしゃいました。

さわやかな笑顔でそう言われると、逆にSっ気を感じ…あ、

石田さん、ごめんなさい、冗談です(笑)。

 

まあ、ともかく。

目標に向かって、淡々と走る、練習を積む。

練習は裏切りません。

目標は遠いけども、焦らず一歩ずつ。

遠い100キロのゴールを目指して、気持ちを新たにした

編集Fでございました。

嬉しい反応!

(掲載日:2013年7月 1日)

本日は発売日記念で、何度か更新します!

ちょっと私のテンションが変に上がっているようです。

 

私、編集Fは、一か月ほど前に、上野駅内のエキュートにある、

book express エキュート上野店さんへお邪魔して、

ビジネス書担当の岡田さんとお話させていただきました。

このお店は、場所柄ビジネス書がよく売れるというお店です。

 2013-01-05 15.01.42.jpg

お話してみると、岡田さん自身、走ることを習慣化して

いらっしゃるようで、興味を示してくれたので、

ゲラをお送りしていました。

 

この前の5日にパネルとポップを持って伺うと、

丁寧に対応してくださり、ゲラを読んだ感想を

伝えてくれました。

「読みやすいし、面白かったです。

読んだあとに、思わずすぐに走りに出たくらいですよ」

 

これを聞いて、飛びあがって喜びました!

岡田さんは、週に二回くらい10キロほど走っていらっしゃる

ようで、大会には特に出られていないようです。

この本がきっかけで、フルにチャレンジ…なんてどうでしょう(笑)。

 

記念に写真まで撮らせていただき、

コメントをブログやFBに使うことにも快諾をいただきました。

岡田さん、ありがとうございます!

 

都内では明日、明後日にはほとんどの書店で並ぶと思います。

まだ、私自身が書店に並ぶこの本を見ていないので、

なんだかワクワクしております。

皆さんも、『挫けない力』を書店で見かけたら、ぜひお手に

取ってみていただけると嬉しいです!

"できる人"は、ランニングを習慣化している!...アンケート調査で明らかに(3)

(掲載日:2013年7月 1日)

page-fig3.png

今回は「落ち込みからの回復」。

 

これは、ズバリ、メンタル面のタフさを表わしています。

ここでも、「走っている人(A群)」と「走っていない人(B群)」では、

かなり大きな差が出ました。

 

この結果から、走っている人は走っていない人より

課題をみつけたときに、素早く行動を起こせる行動力と、

“挫けない心”を身につけている人の割合が高いと考えられそうです。

 

これこそ、本書のタイトルである、

“挫けない力”です。

走ることを生活習慣に取り入れることで、

内省の時間を持ち、気分をリフレッシュさせる。

課題に対して俯瞰的な視点を持つ。

結果、挫けない力が身についていく。

 

チャレンジする人ほど、失敗や挫折を多く経験する。

逆説的ですが、これは真理ですね。

 

しかし、挫けない力を持っている人は、

挫けっぱなしになりません。

何度失敗しても挫折しても、立ち上がっていく。

昨日の自分を少しでも更新して

この積み重ねが、大きな成長につながるのではないかと

思います。

 

経済的に先行きが不透明な時代──。

何かにチャレンジすることは、多少のリスクを負います。

でも、リスクを恐れるばかりに

誰もが何もチャレンジしなければ、

経済はさらに負のスパイラルに入ってしまうのでは

ないでしょうか。

 

物事は、自分の望む通りにうまく運んでくれないもの

ですね。

仕事は相手のあることですから尚更です。

行動していれば、壁にぶつかり、跳ね返される。

すると誰もが落ち込む。

しかし、重要なのは、失敗や挫折を通じて得た課題に

どう向かっていくか、どう行動を起こしていくか

ではないかと思います。

 

本書を通して、「挫けない力」を身につけていただければ

大変嬉しいです!

"できる人"は、ランニングを習慣化している!...アンケート調査で明らかに(2)

(掲載日:2013年7月 1日)

一日空いてしまいましたが、前回の続きです。

 

小社が独自に行なったアンケートで、

「将来について楽観的に見ることができる」という設問に対して、

A群で当てはまる・とても当てはまると回答した人が48.8%、

B群では26.7%という結果が!

 page-fig2.png

 

これはかなりはっきりとした差が出ました。

「将来を楽観的に見られる」というのは、

現在のビジネスが好調とか、金銭的余裕があるとか、

今現在の充実度に比例するわけではないと思います。

 

なぜなら、そもそも、経営者やフリーで活躍するノマド・ワーカーは、

常に将来を見据え、リスクマネジメントをしていかなければなりません。

いわゆる安定とは無縁の立場です。

役職者も、個人の問題より、

会社としての視野が必要になります。

むしろ、社内的に責任のない立場であればあるほど、

こうしたプレッシャーとは無縁でしょう。

 

このアンケート結果は、走ることがいかに仕事や家族関係、人間関係の

さまざまな問題をリセットしてくれるかを示しているように思います。

問題がリセットするのではなく、問題にがんじがらめになった状態から

走ることで一端その状態から離れる。

そして再びその問題と向き合う。つまりニュートラルな状態で

向き合えるのです。

 

どんな人にも、人生で起こる問題にそう大きな差はないと言います。

問題が起きたとき、その問題をどうとらえ、どう行動するかで

結果に差が出ているのです。

 

そして、課題克服を何度も繰り返し、経験値を積み上げ、

その蓄積した経験と自信が、将来という予測不能な未来に対し、

盤石の備え(今できること)をして、余計な心配や憂いを抱かない

というメンタルの強さと安定をもたらすのでしょう。

 

ランニングは、その疑似体験そのものです。

フィジカル面の効果ばかりではなく、メンタル面で驚くほどの

効果があることを、このアンケートは裏付けているものと思います。

"できる人"は、ランニングを習慣化している!...アンケート調査で明らかに(1)

(掲載日:2013年7月 1日)

走ることの効果は、実体験などでなんとなく語られてきましたが、

それを裏付ける調査は、あまり見かけませんでした。

 

そこで、ずばり、「ランニングがビジネスにどう影響を及ぼすのか」を

小社で独自に調査しました!

 

『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』

の刊行に先立ち、30?40代のビジネスパーソン計400人強に、

アンケート調査を実施。

 

調査の概要

実施日20121129日・30

調査対象30代?40代のビジネスパーソン

調査方法インターネットリサーチFastAskを利用し、

30代から40代のビジネスパーソンについて、

3回以上・半年以上走っている人と

全く走っていない人で生活習慣やマインドを比較

総サンプル数446

有効サンプル数

A群:170人(週3回以上・半年以上走っている人)

B群:206人(全く走っていない人)

 

 page-fig1.png

A群では役職者・経営者が57.1%を占めるのに対し、

B群では44.2%にとどまり、大きな差が…。

 

なかなか興味深い数値が出ました。

ここでは、あくまで役職・経営者と、そうでない人の比較ですので、

そのままビジネススキルに直結するものではありません。

 

ただ、役職者・経営者になる人は元々マインドが高く、

セルフマネジメントができている。

従ってランニングを習慣化しやすい。

なので、ランナーにはマインドが高い人の比率が大きく、

結果的に役職者・経営者が多い、とも解釈できそうです。

 

「お金や時間に余裕があるからランニングを習慣化できるのでは?」

という見方も、確かにできると思います。

 

しかし、走るようになって、初めてランニングのさまざまな効果を

実感している人が多いのも事実。

実際、著者の石田淳さんも、ランニングを習慣化させたのは、

ここ数年の話です。

ランニングを習慣化するようになって、石田さん自身、

仕事において、さまざまな好循環が生まれたとおっしゃいます。

 

以降は、走ることの効果を、もう少し詳細に見ていきます。

明けましておめでとうございます!

(掲載日:2013年7月 1日)

2013年がついに始まりました。

もろもろの事情で更新が遅くなってしまいました。

 

今年も日本経済の先行きは不透明ですが、

一人ひとりが元気に活動していくことが、意外と日本全体を活気づかせる

近道かもしれませんね。

 

さて、いよいよ今年、『挫けない力

逆境に負けないセルフマネジメント術。』が17日に発売になります。

店頭に並ぶのは7日以降となります。

「早く読みたい!」なんてとても嬉しいことを思ってくださる方には、

オンライン書店で予約されることをお勧めいたします。

 

一年のスタートの時期に、この本を発売するのは、

以前にも書きましたが、石田さん、白戸さんのお考えでもあります。

ランニングなり、ウォーキングなり、または早起きなり、

新しい生活習慣を身につけるには、やはり1月がいいということです。

 

さて、元旦にランニングする人、

どのくらいいらっしゃったのでしょうか。

初日の出を見ながらランニングなんて、すごくよさそう。

 

かく言う、私はちょっと風邪をこじらせつつあり、

残念ながら、初ランニングはおあずけです。

明日には何とか走れるようになっていたい!

 

では、今年もよろしくお願いいたします。

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『挫けない力』特設サイト 仕事にRunが効く!!
当ブログのご紹介

1月中旬発売予定の『挫(くじ)けない力』(仮)の紹介ブログです。
新着情報、書籍内容の紹介、編集こぼれ話、そして担当編集Fの「過酷…(-_-;)100キロマラソンへの道のり」などを随時更新していきます!
30代~40代のビジネスパーソンの方、特に運動初心者、ランニングに興味のある方必見です。
ランニングやウォーキングなどを、行動科学の「続ける技術」(@石田淳)で、楽しみながら習慣化し、ビジネスでの成果、心身の充実、生きる喜びを一緒に実感していきましょう。

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