走ることの効果は、実体験などでなんとなく語られてきましたが、
それを裏付ける調査は、あまり見かけませんでした。
そこで、ずばり、「ランニングがビジネスにどう影響を及ぼすのか」を
小社で独自に調査しました!
『挫けない力 逆境に負けないセルフマネジメント術。』
の刊行に先立ち、30?40代のビジネスパーソン計400人強に、
アンケート調査を実施。
調査の概要
実施日2012年11月29日・30日
調査対象30代?40代のビジネスパーソン
調査方法インターネットリサーチFastAskを利用し、
30代から40代のビジネスパーソンについて、
週3回以上・半年以上走っている人と
全く走っていない人で生活習慣やマインドを比較
総サンプル数446人
有効サンプル数
A群:170人(週3回以上・半年以上走っている人)
B群:206人(全く走っていない人)
A群では役職者・経営者が57.1%を占めるのに対し、
B群では44.2%にとどまり、大きな差が…。
なかなか興味深い数値が出ました。
ここでは、あくまで役職・経営者と、そうでない人の比較ですので、
そのままビジネススキルに直結するものではありません。
ただ、役職者・経営者になる人は元々マインドが高く、
セルフマネジメントができている。
従ってランニングを習慣化しやすい。
なので、ランナーにはマインドが高い人の比率が大きく、
結果的に役職者・経営者が多い、とも解釈できそうです。
「お金や時間に余裕があるからランニングを習慣化できるのでは?」
という見方も、確かにできると思います。
しかし、走るようになって、初めてランニングのさまざまな効果を
実感している人が多いのも事実。
実際、著者の石田淳さんも、ランニングを習慣化させたのは、
ここ数年の話です。
ランニングを習慣化するようになって、石田さん自身、
仕事において、さまざまな好循環が生まれたとおっしゃいます。
以降は、走ることの効果を、もう少し詳細に見ていきます。