今回は「落ち込みからの回復」。
これは、ズバリ、メンタル面のタフさを表わしています。
ここでも、「走っている人(A群)」と「走っていない人(B群)」では、
かなり大きな差が出ました。
この結果から、走っている人は走っていない人より
課題をみつけたときに、素早く行動を起こせる行動力と、
“挫けない心”を身につけている人の割合が高いと考えられそうです。
これこそ、本書のタイトルである、
“挫けない力”です。
走ることを生活習慣に取り入れることで、
内省の時間を持ち、気分をリフレッシュさせる。
課題に対して俯瞰的な視点を持つ。
結果、挫けない力が身についていく。
チャレンジする人ほど、失敗や挫折を多く経験する。
逆説的ですが、これは真理ですね。
しかし、挫けない力を持っている人は、
挫けっぱなしになりません。
何度失敗しても挫折しても、立ち上がっていく。
昨日の自分を少しでも更新して
この積み重ねが、大きな成長につながるのではないかと
思います。
経済的に先行きが不透明な時代──。
何かにチャレンジすることは、多少のリスクを負います。
でも、リスクを恐れるばかりに
誰もが何もチャレンジしなければ、
経済はさらに負のスパイラルに入ってしまうのでは
ないでしょうか。
物事は、自分の望む通りにうまく運んでくれないもの
ですね。
仕事は相手のあることですから尚更です。
行動していれば、壁にぶつかり、跳ね返される。
すると誰もが落ち込む。
しかし、重要なのは、失敗や挫折を通じて得た課題に
どう向かっていくか、どう行動を起こしていくか
ではないかと思います。
本書を通して、「挫けない力」を身につけていただければ
大変嬉しいです!