自己肯定感。総じて、日本人は外国に比べて低いと言われています。
まあ、そこには日本人特有の「謙譲の美」もあると思いますが、
若者に顕著らしく、オジサン世代の私としては気になるところです。
この自己肯定感というのは、少し間違えると、
「お気楽」とか、「自分が見えていない」とか、「自己中心的」
などと一緒にされそうな感じです。
確かに、根拠のない「自己肯定感」は困り物ですが、
それなりの代償を払って、獲得した「自己肯定感」は、
非常に価値のあるものだと思います。
毎日を納得して生きられているかどうか。
思うようにいかない日も、それはそれで受け容れて、
かけがえのない一日として生きる。
これこそ、自己肯定感という気がします。
翻って、私自身にこの自己肯定感があるか、
ちょっと微妙…。
でも、積み重ねたものがあればあるほど、
この感覚は育っていくものという気がします。
100キロマラソンへの挑戦を通して、
少しずつですが、この感覚が自分の中に積みあがって
きているような気もしています。
そして実際に走り切ったとき、
それはピークを迎えるのではないかと、
やや気の早い妄想をしたりして…。
状況がどれほど過酷でも、
自己肯定感を持っていれば、そう簡単に挫けることはないはず。
練習に裏打ちされたこの感覚が、原動力になるはず。
100キロの道のりで、どれほどキツくても、
頑張れそうな気がするのです。
自己肯定感をも高めるランニングの魅力、
ぜひ、本書を読んでいただき、実際にご自分で確かめて
いただければ幸いです!