冬の寒い時期、ランニングを習慣化している
ランナーの方でも、外に出るのは少しばかり勇気がいりますね。
100キロマラソンの完走を目指す私も、
正直、家を出る時には気持ちを奮い起こしています(笑)。
『挫けない力』の64ページ、「走る=つらい」の誤解
という項目では、走ることの本来的な楽しさと、
なぜ、多くの人が誤解をしているのかについて書いて
あります。
原因の一つに、中学・高校での体育教育が挙げられます。
私の友人にも、走るなんて飛んでもないという人がいて、
よくよく聞いてみると、
高校のときに、一匹狼で迎合しない彼は、体育教師に目をつけられ、
マラソン大会のクラス代表にされた挙句、
つらい思いをしてゴールしたら、誰も出迎えてくれなかった
という経験を話してくれました。
しかも、やんちゃだった彼は、すでにヘビースモーカー(笑)で、
走るとすぐに息が切れて、そのつらかった経験は
忘れられないというのです。
もちろん、いい先生もいらっしゃると思いますが…。
三つ子の魂百まで──。
根性主義と言うか、罰ゲームというか、
走ることは、なんだか一種の体罰のように使われてきた
悲しい歴史があるんですね(おおげさですが)。
そんな、「走る=苦行」という認識がある方には、
ぜひ、この項目を読んでいただければと思います。
それでも抵抗があれば、まずはウォーキングから、
徐々に徐々に、ライフスタイルや体力に合わせて、
楽しみながら自分に合ったペースを見つけていただければ、
人間に本来備わった、体を動かす喜びに目覚められる
のではないでしょうか。