「挫けやすい状況」と「挫けやすい年代」 - 「挫けない力」ブログ
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「挫けやすい状況」と「挫けやすい年代」

長引くデフレ、円高など、日本の経済状況は、

20年以上にわたって低迷を続けています。

先の政権交代から、アベノミクス効果で株価が上昇し、

円安にふれて、経済的に明るい見通しもでてきたようです。

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しかし、そこにもさまざまなリスクがあるといいます。

一般的な家庭では、日用品やガソリン価格の高騰など、

むしろ打撃のほうが大きい状況。

今朝のニュース番組でもそう報道していました。

 

私は経済には暗いので、詳しいことはわかりません。

ただ、ニュースを見ていて感じるのは、

多少、経済が上向きになっても、私たち一般の人間に

すぐにその効果が実感されにくいということ。

それどころか、今現在、リストラに遭ったり、

業績が上がらない中で大変な思いをして遅くまで

働いていたり、大変な思いをして

いらっしゃる方が多いのではないかと推測します。

 

いずれにしても、多くの30代から40代が、

この閉塞感に満ちたストレスフルな社会で歯をくいしばって

現状打破を目指し、日々、業務に邁進されていると思います。

しかも、ミドルマネージャー的立場が多いこの年代は、

上下の板挟みに遭い、非常につらい立場にあることでしょう。

 

ビジネス面の不安とストレスだけではありません。

この年代は、家庭においても責任が大きくのしかかります。

まだ自立には遠い子どもたちを抱え、

立派な大人にすべく、教育面などではできるだけ

不自由な思いをさせたくないというのは親の心情でしょう。

かく言う私も4歳の子がおり、同様の思いを強く抱いています。

 

ある調査によると、46歳がもっとも支出の多い時期だということです。

家のローンをはじめ、さまざまな付き合い、なにより

子どもの大学進学などの教育費や親の介護にかかる費用も大きい

のだと推測します。

 

精神的にも、経済的にも挫けやすい時期。

これが30代から40代です。

この年代の、特に男性にうつ病など、

精神的な疾患を抱える人が多くなっていることも事実です。

毎年3万人を超える自殺者のうち、やはりこの世代の比率は

比較的高いのです。

 

この日本経済の外的な要因と、ライフサイクルによる個人の

内的な要因が、ダブルでのしかかってきます。

 

だからこそ、心身の健康、セルフマネジメントが重要になって

きます。

ランニングは、決してハードルが低い行動ではありません。

悩みが多ければなおさらです。

でも、悩み多き人にこそ、ランニングで内省の時間を持って

いただき、人間本来の心身の力を取り戻していきたいと

思っています。

 

50代の主婦の方から、

「うちの旦那に読ませたいけど」という感想をいただきました。

「でも、絶対続けられないひとだから…」

いえいえ、そういう人にこそ読んでいただきたいんです。

行動科学マネジメントの素晴らしさを知っていただき、

続けられる人になってもらいたい。

もちろん、楽しみながら、無理のない範囲で。

 

やや長くなってしまいました。

でも、これはすごく大切なことだと思います。

経済状況とか、周囲の状況に左右されない、左右されたとしても

しなやかに、竹のように復元する力、

「挫けない力」を多くの方に身につけていただきたい…。

まだまだ修業中の私が言うのはおこがましいのですが、

この本を担当させていただき、その意義、その思いを強くしています。

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1月中旬発売予定の『挫(くじ)けない力』(仮)の紹介ブログです。
新着情報、書籍内容の紹介、編集こぼれ話、そして担当編集Fの「過酷…(-_-;)100キロマラソンへの道のり」などを随時更新していきます!
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