このブログや、特設フェイスブックをご覧になって
いただいている方は、ほとんどがランニングや
他のエンデュランス系スポーツを習慣化していらっしゃる方だと
思います。
この本は、まだ走っていない方、あるいは走ろうと何度か
チャレンジしたけれども走ることを続けられなかった方にも
ぜひ、読んでいただきたい内容です。
石田さんと白戸さんの対談の中でも、
まったく走る習慣がない人向けのお話が出ています。
──では、どうぞ。
★石田:走ったことのない方にとっては、朝からランニングを実行するとなると結構ハードルが高くなります。でも、いろいろ考えて工夫すれば方法はいくらでもありますよね。いきなりランニングでなくても、出勤時、一駅手前から歩くとか。
■白戸:朝、通勤時間を30分早くするだけでいいわけです、全然違ってくる。そういう時間を取ることは、スポーツへの入口にもなります。僕は、毎朝30分早く起きて、まずは散歩することをお勧めします。無理矢理に早起きして、いきなり机に向かって何かできるわけがないですよね、眠くなるだけ(笑)。それなら30分、あるいは15分、とにかく歩いてみる。その間にいろいろな発想が浮かんでくるし。
★石田:なるほど、少しの工夫でハードルは低くなる。それに、体を目覚めさせることで頭も目覚めると。
■白戸:ええ。僕が朝をお勧めする理由は、基礎代謝が高い状態で、一日をスタートできること。そして、朝動くことによって、一日のスケジュールの整理ができること、この二つも大きいですね。
★石田:ああ、私もそうですね。朝、走りながら今日一日のさまざまなことが整理できている。やるべきことが朝のうちに整理されていれば、一歩先んじた行動ができる。
■白戸:さらに体を動かしていると、どんどん発想が浮かんできますよね。今日の取材、やるべきタスク、ミーティングなどをプレビューする。そうすると、関連する発想やアイデアがバーッと浮かんでくる。だから、走り終わった時に、メモしないとわからなくなることがあるんです(笑)。
●石田:うん、よくわかります(笑)。
■白戸:たとえば防水のスマホを持っている人は、朝一回スケジュールを見てから走り出して、思い浮かんだことを全てボイスメールかなんかに録音しておくといいですよね。
★石田:もうやってる人、結構いるでしょうね。
■白戸:僕、前に作家さんのランニング指導したことあるんですけど。作家さんは走りながら発想が浮かんでくる。だからそれをボイスメールに録音されていました。
★石田:なるほど。朝走っていると、意識しなくても自然といろいろなことが浮かんできますよね。今日の予定、アイデア、課題指示とか。
■白戸:すごく自然に湧いてきますよね。
★石田:ええ、この自然に、ということが重要なんですね。だから私は、朝は音楽をあえて聞かず、黙々と走っています。だって、もったいないですよ。せっかく湧き上がってくるものがあるのにそこに意識を集中しなければ。
それと、走らなくても歩くだけでも十分に、いま言ったような効果はあがるでしょうね。
■白戸:ええ、間違いないですね。
いかがでしたでしょうか。
いつも走っている方なら、共感いただける部分が多かったと
思いますし、走っていない方も、それなら試してみようかなと
思われたかもしれません。
朝は、ゴールデンタイムなんですね。
代謝を上げる上でも、スケジュールを整理する上でも。
現在、諸々の事情で夜走っている私。
やっぱり、朝型にしなければ…と考えております。