昨日、100キロマラソンの試金石となるフルマラソンに参加
してきました!
天気は今にも雨が降りそうな曇り空。気温も低い。
6時半に家を出て、会場の荒川土手へ向かいます。
浮間船渡の駅から会場まで歩きますが、
公園を歩くと、桜が満開。見事です。
すでに、シートで場所取りもしてありました(笑)。
雨が降ったらどうするのかな、など余計な心配をしたり。
着替えを済ませて9時スタート。
フルマラソンは3年ぶり、この大会には4年ぶりの出場。
しかし、練習と位置付けているので、緊張感はあまりありません。
1万5千人が参加する大会だけあって、すごい人です。
ちなみにゲストはワイナイナ選手でした。
(カメラ、私の指が度々写ってしまっています。右に変な物体があれば、
それは私の指です 笑)
号砲が鳴って、いつものごとく、スタート地点まで10分以上
歩いて移動。
6分半のペースを心がけますが、いつの間にか
6分ペースに。それでも、体が勝手に動くのでいけるところまで
このペースで行くことに。
5キロ辺りの水門、近くには桜が咲き誇っていて、
お花見をしている人も。
河川敷コースは、いつもの街中のコースと違って、
広くて気持ちがいい。ただ、やや景色が単調ですが。
(この写真は折り返し過ぎ、29キロくらいの桜。
しんどい気分でしたが、力をくれました)
気温も低く、雨も降りそうで降らず、マラソンの気候としては
好条件でのレースになりました。
1キロごとのラップを取っていましたが、操作を間違えて、
5キロ以降は断念。
10キロごとのタイムを見るようにしました。
すると、最初の10キロから30キロまで、徐々にペースが
上がっていて、これまでにない快調な展開。
これほど多くの練習をしてレースに挑んだことはなかっただけに、
自分で思う以上に力がついているのを実感します。
折り返し地点に差し掛かっても、足は十分に残っています。
改めて、マラソンはセルフマネジメントだなあ、なんてことを
考えながら走っていました。
事前に大まかなプランを練り、それを遂行する。
自分の体と対話しながら、戦略を変えてフレシキブルに状況に
対応する。
もちろん、大会に出るまでの練習が、まさにセルフマネジメントに
かかっています。
さて、30キロを超えてさすがに足が重くなってきました。
マラソンは30キロから。
ここから予期せぬ体調の変化に対応しなければなりません。
32キロを過ぎると、残り10キロ。
ここからは、減算で距離を数えます。
まさに、踏ん張りどころに差し掛かり、これからが、今日の
結果を左右するわけです。
35キロを超えて、かなりつらくなってきました。
私は、今回、50キロを走り切るつもりで、
ゴールしても精神的・肉体的に余裕を持ってゴールする、
ということを最大のテーマにしていましたから、
オーバーペースは明らかです。
でも、こうなると自己新を無意識に目指しているもので…。
38キロ、ペースは落ちませんが、精神的にきつくなってきました。
歩いているランナーも多く、私もその誘惑にかられましたが、
100キロ完走を目指すものが、ここで歩けるわけがありません。
「自分は走る機械だ。痛みやしんどさなど感じる必要はない」
という、村上春樹さんが100キロを完走したときにマントラのように
頭の中で繰り返していたという言葉を思い浮かべ、
ゴールを目指しました。
ついに完走。
写真も撮っていますので、それなりに余裕はあったのかな?
ほっとしました。
タイムを見ると4時間25分前後。ネットタイムだと10分ほど
差し引いて、4時間15分前後になります。
私のベストは、つくばマラソンの4時間30分過ぎですので、
15分以上、自己記録を更新したことになります。
いやあ、積み重ねの力を実感しました。
つい、ムキになってペースを上げてしまって、本来の目的とする
走りにはならなかったけれども、本番に向けて、
自信という武器を一つ装着できたように思います。
しかし、練習は裏切らないのですね。
この年になって、15分以上も早く走れるようになるとは
思ってもいませんでした。
完走後は、一緒に出場した営業のTさん、フリーのT君と
荒川土手で祝杯を上げました。
さらに、駅前の広場で缶ビール3本ずつ。
さすがに飲み過ぎでした…。
今日は筋肉痛ですが、以前ほどその度合いもひどくありません。
体が、本当に走る体になりつつあることを実感します。
とにかく、大きなトラブルもなく、ひざの痛みも大事にならず、
無事に走り切れたこと、自己新が出せたことに感謝しながら、
昨夜は安らかな眠りにつくことができました。
これからも気を抜かず、1か月を切った100キロ挑戦に向けて
日々、精進していきます!
以上、結果報告でした。