「朝大学挫けない力チーム」皇居夜ラン - 「挫けない力」ブログ
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「朝大学挫けない力チーム」皇居夜ラン

(今回は、なんとなくドキュメント風に書いてみました)

 

昨夜、片付かない仕事をあきらめて、大手町に向かった。

朝大学の春学期「挫けない力養成講座」の主宰者として

クラスに参加させてもらい、

その後も、自発的で行動的な受講生のみんなの

仲間に入れてもらって、

2週間に1回ペースの皇居ランに参加している。

 

当初、私はあくまで書籍のプロモーションの一環として

朝大学を捉えていた。

でも、いつしか受講生の間に交流が生まれ、

ランニングを基軸にした仲間が生まれていった。

 

クラス委員と呼ばれる、クラスの行事などをまとめ、

受講生の参加意識を促したり、いろいろなお世話をする

男女二名の功績が大きい。

Mさん、Kさんには本当に感謝している。

 

皇居ランは、献身的なSさんの主宰で、行われる。

しかし、自由で、ある意味ゆるい繋がりのため、

参加者の人数はその日によってまちまちだ。

受講者のみんなは、ほとんどの人が第一線で働く

ビジネスパーソンなので、参加したくても仕事が終わらず、

キャンセル、ということもよくある。

 

昨夜は、男女合わせて8名がランニングに参加。

そして、ランニング後のお楽しみ、飲み会には1名が

参加して合計9名で盛り上がった。

 

朝大学の受講生、という1点で繋がっているのに、

朝大学の話のほかに、ランニングやら、

このチームでまたイベントができないか、などの

楽しい話題が尽きない。

 

私はいつも、一番酒を飲んでしまって、

上機嫌でわけのわからぬことを言ったりするのだが、

皆さん、それなりに受け止めてくれるのが嬉しい。

 

受講生は、30代が中心だと思う。

40代の私は、年長者の部類だが、みんなあまり

そんなことには頓着していない(ように思える)。

それがまた心地いい。

 

いつもお開きは23時近くになる。

明日の朝、かなり早い人もいる。

でも、みんな本当にパワフルで、爽やかだ。

 

私はいつも、帰路につきながら、なんだか温かい気分に浸る。

この講座がなければ、ほぼ接点を持つことのなかった人たちと、

こうして楽しく走り、酒を酌み交わすことができる。

それは、実はすごく素敵なことなのではないか…。

 

大人になるにつれて、利害関係のない人間関係は望めなくなる。

そうでなくても、人見知りで、活動的ではない私が、

ランニングを媒介にして仲間に加えてもらい、

酒席では、偉そうに100キロマラソンの話をしたり、

トレーニング方法など、提案してみたり、

まあ、言いたい放題にさせてもらっている。

 

今後も、ベジタブルマラソンや、味スタでのリレーマラソン

など、イベントが目白押しだ。

今から、すごく楽しみだし、別イベントの計画も出たりしている。

 

私たちは、通常、仕事において目的を求める。

いや、言い換えれば、成果やその意味を求める。

営利目的である以上、当たり前のことだ。

でも、もしかしたら、そんなことにみんな、心のどこかで

疲れているのかもしれない。

 

一体、どこに向かうのか。

今後、自分はどうなるのか。

そんな、まだありもしない未来を常に頭の中に想定し、

徐々に疲弊していく。

 

確実な未来は、嫌なことだが、いつか人間は死ぬということ。

それが10年先なのか、30年先なのか、あるいはそう遠くない

未来なのかについては、誰にもわからない。

 

生きる意味を問うことは、哲学的な命題で、

古来からさまざまな考察がなされている。

まあ、正直、私は詳しくは知らない。

だが、そんな私も、思春期の頃から、漠然と何で

生きているんだろう…という疑問を抱いてきた。

 

だが、馬齢を重ねるうちに、はて、そんなことを問うこと

自体に“意味”があるのかと思うようになった。

この“意味”へのこだわりを断ち切れれば、

人間はもっと生きやすくなるのかもしれない。

 

このチームの集まりは、そんな重苦しい意味とは無縁だ。

別に、どこに向かおうとしているわけではない。

ランニングの習慣化、走力の強化、フルマラソンへの挑戦…

一人ひとりの目標は、当然あっていい。

 

でも、みんなで集まって、わいわいしゃべりながら走り、

いい汗をかいて、ランステでシャワーを浴び、

楽しく会話しながら酒を酌み交わす。

そこに、意味なんていらない。

 

私が、帰路につくときに感じる、胸のあたりの温かな感情は、

まだ物心のつかない子どもの頃、

友だち数人で広場や公園、海や山を走り回って遊んだあと、

夕焼けをバックに「じゃあ、また明日ね」といって、

それぞれの家に帰るそんな瞬間を、無意識に重ねているから

かもしれない。

 

まあ、それこそ、“意味”づけ、なのかもしれないけれども。

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1月中旬発売予定の『挫(くじ)けない力』(仮)の紹介ブログです。
新着情報、書籍内容の紹介、編集こぼれ話、そして担当編集Fの「過酷…(-_-;)100キロマラソンへの道のり」などを随時更新していきます!
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