あれから、もう数日たってしまいました。
ひどかった筋肉痛もすっかり治まり、
日常を淡々と送る毎日です。
FBでは、今回知り合うことのできた参加者の方々や、
チーム☆挫けない力のメンバーたちが、各自のレースを
振り返り、完走できた人もできなかった人も、
その健闘を称え合っています。
なんだか、あの体験が過去になっていくのが名残おしいような…。
私自身、日常に埋没するなかで、
あの富士五湖の経験は、やはりなにかしら特別な魅力が
あるのだと強く感じています。
その証拠に、というと大げさですが、
レース後は、もうこりごり…とこぼしていたメンバーたちが、
すでに来年走ろうか、とFBでは盛り上がったり、
牽制したり(笑)。
そして、驚いたことに、私自身レースを終えてすぐに感じていながら
言語化できていなかったこと、
それが意識にはっきりとのぼってきたのです!
「来年は、112キロにチャレンジしよう!」
…宣言しちゃいました。
でも、ゴールを切った瞬間、私の頭の中ではすでに、
こう結論が出ていたような気がします。
いったい、なんなのでしょう。
なにがよくてあんなに長い距離を走るんでしょう。
そんな疑問に正確に答える自信はまったくありませんが、
ここ数日、私なりに考えたことを
今後数回にわけで書いてみようと思います。
さて、このブログは『挫けない力』という書籍に付随した
ブログです。
本書のいう「挫けない力」とは、
困難な状況や、逆境、さらに日常的な落ち込みなどに負けない心を、
ランニングなどのエンデュランス系スポーツを習慣化することで、
培っていけるものです。
英語でいうと、レジリエンス(回復)というのが
近いかもしれません。
今回のウルトラマラソンを通して、
最近気づいたのは、心だけではない、それ以上に身体にこそ
このレジリエンス力≒挫けない力は備わっているということ。
あれだけ痛かった筋肉痛が、嘘みたいに消え去っている。
人間の身体の恒常性ってすごい!
それに同伴するように、心もまた回復していくんですね。
走ったあとは、もうこれ以上走りたくない、
こんなレース、二度と出ないぞ、
ああ、これで解放される!…などなど、実はやり遂げた安ど感で、
心は挫けている(笑)。
なのに、時間がたつと、また走りたくなってレースに出たくなる。
これ、やはり心も回復するからでしょうね。
まあ、ともかく、ウルトラを経験したことが
何気ない日常の見方を少しだけ変えてくれて、
私の前に進む力になっているのは間違いありません。