(2)から、えらく間が空いてしまいました。
このトピックに興味を失ったからではなく、
単純に、仕事がパンパン状態(笑)でして…。
いや、もちろん言い訳です(開き直りです)。
(ウルトラで走った河口湖の桜…もう初夏ですね…)
「今、ここ」感覚…ってピンとこないでしょうか。
割と最近、心理系の本ではよく出てくる言葉だと思います。
メンタルヘルスだけではなく、メンタルトレーナーの本や、
お坊さんの本、ビジネス関連でも目にすることがあります。
『挫けない力』のなかでも、石田さんが触れていらっしゃる
マインドフルネスは、アメリカ発祥の第三世代の認知行動療法。
単に、心理療法だけではなくて、医療の疼痛管理や、
心の技法としてメンタルヘルス、さらにビジネスでも注目を
浴びているようです。
これもまた、「今、ここ」の感覚をすごく大事にするんです。
マインドフルネス自体が仏教に起源を発するので、
当然といえば、当然なのでしょう。
『挫けない力』のなかで、白戸さんがランニングの習慣は、
内省の習慣になる、という内容を書いていらっしゃるのですが、
これも、まさに走ることは、ある種の瞑想ということですね。
前回、人間の脳は「刺激」が大好物という考え方を
紹介しましたが、心は「思考」が大好物みたいです。
坐禅でいう「無の境地」なんて、私はほとんど経験がありません。
心は、何をしていてもまったく関係ないことを考えたりします。
心は、すぐに暴走するもののようですね。
ウルトラマラソンを走っていると(ようやくたどり着いた・汗)
「無の境地」に入れます⇒嘘です。
いや、私の場合はそんな境地になったことはありません。
ただ、「今、ここ」感覚は常に研ぎ澄まされるような気がします。
ウルトラに限らず、フルマラソンでも経験します。
走っていると、ペースは大丈夫かな、早くゴールしないかな、
次のエイドは近いだろうか、走り終えたらどんな気分だろう、
いろいろな思考や雑念が浮かんでは消えます。
シャボンのように浮かんでパチンと消える感じです。
で、「今、ここ」に引き戻される。
そうなんです。
走っているときほど、「今、ここ」を感じるときは
日常生活にないんじゃないかと私は思います。
特に、長距離を走ってくると、筋肉が疲れて、
走る行為そのものを、筋肉の動きから感じやすくなります。
そして、目の前の道を、ただただ見ている。
さらに、風の匂いを、ただただ感じている。
簡単に言えば、普段は将来のさまざまな懸案事項や
仕事のこと、人間関係などに思考をめぐらせて、
しなくてもいい心配をするもの。
でも、走っているときは、意識が「今」に留まって、
余計な心配や不安から解放されるということなんです。
今回、かなり強引だったかな。
ところで、先日、といっても二週間近くも前のことですが、
私、恒例の週末夜ランニングの途中で、激しく転倒し、
身体のあちこちに擦り傷を作ってしまいました。
単に、バランスが悪いのでしょう。
あと、やはり夜は暗い道だとちょっとした凸凹でも
足をとられて転倒の可能性が高まります。
(汚くてすみません。ちなみに、顔にも裂傷を負い、会う人会う人
に爆笑されてしまいました・涙)
みなさんもお気をつけて!
走ることで、こんなケガになるなんて、まったく想像して
いませんでした。車には注意しているんですけど。