なぜ、ウルトラマラソンを走るのか?(3) - 「挫けない力」ブログ
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なぜ、ウルトラマラソンを走るのか?(3)

(2)から、えらく間が空いてしまいました。

このトピックに興味を失ったからではなく、

単純に、仕事がパンパン状態(笑)でして…。

いや、もちろん言い訳です(開き直りです)。

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(ウルトラで走った河口湖の桜…もう初夏ですね…)

「今、ここ」感覚…ってピンとこないでしょうか。

割と最近、心理系の本ではよく出てくる言葉だと思います。

メンタルヘルスだけではなく、メンタルトレーナーの本や、

お坊さんの本、ビジネス関連でも目にすることがあります。

 

『挫けない力』のなかでも、石田さんが触れていらっしゃる

マインドフルネスは、アメリカ発祥の第三世代の認知行動療法。

単に、心理療法だけではなくて、医療の疼痛管理や、

心の技法としてメンタルヘルス、さらにビジネスでも注目を

浴びているようです。

 

これもまた、「今、ここ」の感覚をすごく大事にするんです。

マインドフルネス自体が仏教に起源を発するので、

当然といえば、当然なのでしょう。

 

『挫けない力』のなかで、白戸さんがランニングの習慣は、

内省の習慣になる、という内容を書いていらっしゃるのですが、

これも、まさに走ることは、ある種の瞑想ということですね。

 

前回、人間の脳は「刺激」が大好物という考え方を

紹介しましたが、心は「思考」が大好物みたいです。

坐禅でいう「無の境地」なんて、私はほとんど経験がありません。

心は、何をしていてもまったく関係ないことを考えたりします。

心は、すぐに暴走するもののようですね。

 

ウルトラマラソンを走っていると(ようやくたどり着いた・汗)

「無の境地」に入れます⇒嘘です。

いや、私の場合はそんな境地になったことはありません。

 

ただ、「今、ここ」感覚は常に研ぎ澄まされるような気がします。

ウルトラに限らず、フルマラソンでも経験します。

走っていると、ペースは大丈夫かな、早くゴールしないかな、

次のエイドは近いだろうか、走り終えたらどんな気分だろう、

いろいろな思考や雑念が浮かんでは消えます。

シャボンのように浮かんでパチンと消える感じです。

で、「今、ここ」に引き戻される。

 

そうなんです。

走っているときほど、「今、ここ」を感じるときは

日常生活にないんじゃないかと私は思います。

特に、長距離を走ってくると、筋肉が疲れて、

走る行為そのものを、筋肉の動きから感じやすくなります。

そして、目の前の道を、ただただ見ている。

さらに、風の匂いを、ただただ感じている。

 

簡単に言えば、普段は将来のさまざまな懸案事項や

仕事のこと、人間関係などに思考をめぐらせて、

しなくてもいい心配をするもの。

でも、走っているときは、意識が「今」に留まって、

余計な心配や不安から解放されるということなんです。

 

今回、かなり強引だったかな。

 

ところで、先日、といっても二週間近くも前のことですが、

私、恒例の週末夜ランニングの途中で、激しく転倒し、

身体のあちこちに擦り傷を作ってしまいました。

単に、バランスが悪いのでしょう。

あと、やはり夜は暗い道だとちょっとした凸凹でも

足をとられて転倒の可能性が高まります。

あ__.JPG

(汚くてすみません。ちなみに、顔にも裂傷を負い、会う人会う人

に爆笑されてしまいました・涙)

みなさんもお気をつけて!

走ることで、こんなケガになるなんて、まったく想像して

いませんでした。車には注意しているんですけど。

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