先週末、晴天のもと開催された館山若潮マラソン。
千葉の館山を走るこの大会、私は初参加でした。
(スタート前、いい天気でいいコンディション)
1月にフルマラソンを走るのも実は初めてです。
富士五湖ウルトラに向けて、中だるみしやすい1月に、
走るモチベーションを保つためにエントリーした大会。
当日は5時起きで、両国に向かいます。
ここから特急さざなみに乗り込んで約2時間、館山駅へ。
(この日は事故の影響で30分ほど遅れました)
会場につき、チーム☆挫けない力のメンバー三人と合流。
三人は去年に続いての参加です。
あまり時間がなくて慌てて着替えて荷物を預けて…。
このコースは、30キロ地点に長くて急な坂があり、
その後は下って、下り切るとだいたい32キロ地点という
ふうに聞いていました。
後半の、急なアップダウンは脚にかなりの負担を強いるでしょう。
ここをどう乗り越えるかがポイントだと思っていました。
10時にスタート。
やや参加人数は少なめな大会のようですが、
それでもやはり多くのランナーがスタートしていきます。
私たち四人もすぐにバラバラになりました。
右手に海を見ながら、リゾート地を走る感覚。
走っているとTシャツ一枚でもいいくらいに
陽射しが出ていて気持ちのいい陽気でした。
景色を見ながらビールでも飲んでいたら極楽だろうな、
なんて考えたり。
この大会は景色がいいだけではなく、
沿道の応援が温かいのも大きな特徴です。
地元の人たちがたくさん応援してくれていました。
なんともほのぼのして気分がいいです。
毎年出ている、三浦マラソンに地形的にも似ている。
さて、私は、ハーフ辺りで体の重さを感じていました。
淡々と走りながらも、頭の中では「完走できるだろうか?」
とずいぶん弱気なことを考えるようになりました。
大田原の記憶がよみがえってきて、
30キロ過ぎでつらくなったら、どうしよう…。
そうです、30キロ過ぎには過酷な坂道がある。
まあ、ともかく走り続けるのみ。
少しだけ頭にあったサブフォー狙いは、
このころには完全になくなっていました。
でも、意外に予想したほど走りのペースは落ちず、
余裕はないものの、脚もあまり痛まずに30キロ地点へ。
鎧甲冑を身につけて声援を送ってくれる
年配の女性がいらっしゃって、かなり仰天したけど、
ちょっと気持ちがほぐれた(笑)。
ちょうど、坂に差し掛かる場所。
気持ちがダウンするランナーを驚かし、元気づけようという
ことなのでしょう。応援の力をここでも感じました。
(結構長い下りが続きます。これが結構脚にくるんです)
なんとか歩かずに坂を上り、今度はずうっと下り。
下りは楽ですが、あまりスピードを出すと膝にきます。
ややセーブして走りました。
32キロを過ぎ、思ったよりも力が残っていて、
あれ、いけそうだなと気持ちも前向きに。
ところが、また35キロくらいですごくつらくなってきました。
下りに慣れたところで平地、しかも緩やかですが
アップダウンがあり、このアップ部分が信じられないくらい
きついのです。
これまでの練習を根拠に、走り続けられる、大丈夫、
と自分を鼓舞しますが、あまりに肉体的につらい。
すぐにでも歩きたい衝動に駆られ、何度も振りほどき…。
ここで思いがけずメンバーの一人、Uさんに遭遇。
声をかけ、テンションが上がって元気になってきました。
走るペースが私のほうが早くて、先に行ってということで
行きましたが、私はすぐにまた地獄状態に。
考えてみれば、つらいときにもっとゆっくり走れればいい
のですが、つい、早いペースで走ってしまう。
結果、ほんの少しですが(合計500mくらいか?)、
歩いてしまいました。
これは、本当に恥ずかしいことですが、
仕方がない、事実です。
ウルトラで118キロ走ろうという人間がこれでは…。
最後は気力を振りしぼって走り切りました。
タイムはネットで4時間13分59秒。
思ったより悪くない。
後半の失速がもしなければ、あるいはなんとか持ちこたえ
ペースを守って走っていたら、サブフォーもあったかも?
なんとも複雑な気持ち。
ちなみに、ゴール後みんなで会ってタイムを見ると、
抜いたはずのUさんにはどこかで抜かれていたようで、
私のほうが少し遅かった(笑)。
トイレにもよってしまったので、その辺で抜かれたのかな。
今回も4時間の壁の高さを痛感しました。
一方で、かすかに手ごたえも。
3月の板橋cityマラソンでは、いけるような気がします。
というか、ここでサブフォーできなければ、
いつやるんだ!という感じ。
あえて、自分を追い込みますが、できるはずです!
レース後、仲間と飲むビールはやはり最高。
でも、みんなややお疲れモード。
帰りもあるし、次の日は月曜日、ということで軽めに上がりました。
さて、大会に出ない2月、ここをどう過ごすか、
これが板橋のサブフォーと、富士五湖118キロ完走という
大きな目標を超えられるかどうかのポイントになるような
気がしています。がんばらなければ!