「挫けない力」ブログ: 2015年1月アーカイブ
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2015年1月アーカイブ

晴天の館山若潮マラソン

(掲載日:2015年2月27日)

先週末、晴天のもと開催された館山若潮マラソン。

千葉の館山を走るこの大会、私は初参加でした。

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(スタート前、いい天気でいいコンディション)

1月にフルマラソンを走るのも実は初めてです。

富士五湖ウルトラに向けて、中だるみしやすい1月に、

走るモチベーションを保つためにエントリーした大会。

 

当日は5時起きで、両国に向かいます。

ここから特急さざなみに乗り込んで約2時間、館山駅へ。

(この日は事故の影響で30分ほど遅れました)

 

会場につき、チーム☆挫けない力のメンバー三人と合流。

三人は去年に続いての参加です。

あまり時間がなくて慌てて着替えて荷物を預けて…。

 

このコースは、30キロ地点に長くて急な坂があり、

その後は下って、下り切るとだいたい32キロ地点という

ふうに聞いていました。

後半の、急なアップダウンは脚にかなりの負担を強いるでしょう。

ここをどう乗り越えるかがポイントだと思っていました。

 

10時にスタート。

やや参加人数は少なめな大会のようですが、

それでもやはり多くのランナーがスタートしていきます。

私たち四人もすぐにバラバラになりました。

 

右手に海を見ながら、リゾート地を走る感覚。

走っているとTシャツ一枚でもいいくらいに

陽射しが出ていて気持ちのいい陽気でした。

景色を見ながらビールでも飲んでいたら極楽だろうな、

なんて考えたり。

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この大会は景色がいいだけではなく、

沿道の応援が温かいのも大きな特徴です。

地元の人たちがたくさん応援してくれていました。

なんともほのぼのして気分がいいです。

毎年出ている、三浦マラソンに地形的にも似ている。

 

さて、私は、ハーフ辺りで体の重さを感じていました。

淡々と走りながらも、頭の中では「完走できるだろうか?」

とずいぶん弱気なことを考えるようになりました。

大田原の記憶がよみがえってきて、

30キロ過ぎでつらくなったら、どうしよう…。

 

そうです、30キロ過ぎには過酷な坂道がある。

まあ、ともかく走り続けるのみ。

少しだけ頭にあったサブフォー狙いは、

このころには完全になくなっていました。

 

でも、意外に予想したほど走りのペースは落ちず、

余裕はないものの、脚もあまり痛まずに30キロ地点へ。

鎧甲冑を身につけて声援を送ってくれる

年配の女性がいらっしゃって、かなり仰天したけど、

ちょっと気持ちがほぐれた(笑)。

 

ちょうど、坂に差し掛かる場所。

気持ちがダウンするランナーを驚かし、元気づけようという

ことなのでしょう。応援の力をここでも感じました。

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(結構長い下りが続きます。これが結構脚にくるんです) 

なんとか歩かずに坂を上り、今度はずうっと下り。

下りは楽ですが、あまりスピードを出すと膝にきます。

ややセーブして走りました。

32キロを過ぎ、思ったよりも力が残っていて、

あれ、いけそうだなと気持ちも前向きに。

 

ところが、また35キロくらいですごくつらくなってきました。

下りに慣れたところで平地、しかも緩やかですが

アップダウンがあり、このアップ部分が信じられないくらい

きついのです。

 

これまでの練習を根拠に、走り続けられる、大丈夫、

と自分を鼓舞しますが、あまりに肉体的につらい。

すぐにでも歩きたい衝動に駆られ、何度も振りほどき…。

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ここで思いがけずメンバーの一人、Uさんに遭遇。

声をかけ、テンションが上がって元気になってきました。

走るペースが私のほうが早くて、先に行ってということで

行きましたが、私はすぐにまた地獄状態に。

 

考えてみれば、つらいときにもっとゆっくり走れればいい

のですが、つい、早いペースで走ってしまう。

結果、ほんの少しですが(合計500mくらいか?)、

歩いてしまいました。

これは、本当に恥ずかしいことですが、

仕方がない、事実です。

ウルトラで118キロ走ろうという人間がこれでは…。

 

最後は気力を振りしぼって走り切りました。

タイムはネットで4時間1359秒。

思ったより悪くない。

後半の失速がもしなければ、あるいはなんとか持ちこたえ

ペースを守って走っていたら、サブフォーもあったかも?

 

なんとも複雑な気持ち。

ちなみに、ゴール後みんなで会ってタイムを見ると、

抜いたはずのUさんにはどこかで抜かれていたようで、

私のほうが少し遅かった(笑)。

トイレにもよってしまったので、その辺で抜かれたのかな。

 

今回も4時間の壁の高さを痛感しました。

一方で、かすかに手ごたえも。

3月の板橋cityマラソンでは、いけるような気がします。

というか、ここでサブフォーできなければ、

いつやるんだ!という感じ。

あえて、自分を追い込みますが、できるはずです!

 

レース後、仲間と飲むビールはやはり最高。

でも、みんなややお疲れモード。

帰りもあるし、次の日は月曜日、ということで軽めに上がりました。

 

さて、大会に出ない2月、ここをどう過ごすか、

これが板橋のサブフォーと、富士五湖118キロ完走という

大きな目標を超えられるかどうかのポイントになるような

気がしています。がんばらなければ!

「お前、死にてぇのかぁ!」

(掲載日:2015年2月27日)

穏便でないタイトルです。

実はこの言葉、6歳の子どもの言葉なのです。

それも、父親である私に向かっての(笑)。

 

もちろん、ふざけてこういう言葉遣いをしておりまして、

普段はとてもよい子ですし、

まだまだ甘えてくる可愛いヤツです。

 

話を進めるために、

ここでカミングアウトしなければならないのですが、

私は「喫煙者です」。いや、正確には「でした」。

それも2014年いっぱいまでです。

つまり、2015年の元旦からいわゆる「禁煙」生活に突入。

 

25年以上の喫煙生活を送ってきたわけですが、

今回が「人生初」の禁煙でございまして、

ほぼ一か月が経ちますが、私自身意外なことに

まだ挫折しておりません。

 

フルマラソンも、ウルトラマラソンも、喫煙者のまま

チャレンジしておりました。

心肺にとって、喫煙がいいわけはなく、

やめようか、と何度も思いながら、

それなりに走れますし、一日10本程度のライトスモーカーのため、

積極的にやめようと思えなかったのです。

 

練習後にも家で煙草をふかしていましたし、

大会後に、飲みながら煙草をふかしていたこともありました。

これが、またうまかったりして…。

 

そんな私がなぜ禁煙するつもりになったのか。

それが冒頭の息子の言葉です。

嫁に吹き込まれたのか、煙草が体によくない、ということは

よくわかっているようで、

煙草を吸うな、という絵まで描いてくれたことも。

 

もう一つは、やはりランナーが煙草を吸うのはよくない

という考えから。

(もちろん、吸う方はいらっしゃるし、それは個人の自由です)

 

「車のアクセルをふかしながら、ブレーキを踏むような行為」

と、ある友人が言った言葉に、妙に納得。

さらに、ランニングで万一、循環器系の事故が起きたときに、

どれだけ後悔するかと考えると、なんだか怖くなりました。

 

サブフォーに二度チャレンジして跳ね返されているのも一因です。

(館山を入れると三度…。)

そして118キロという途方もない距離にチャレンジすることも。

やや「願掛け」的な要素もなきにしもあらず。

 

今のところ、禁煙の効果はあまり感じられず、

食欲だけは増進してしまって、体重が増えているぶん、

体が重くなっている感じもありますが…。

でも、おそらくランニングにもいい効果が出るはずです。

 

25年以上の習慣をきっぱりやめるというのはなかなか

難しいことですが、いい機会です。

 

生まれ変わった気持ちで(大げさすぎ!)、

118キロ完走を見据えて、がんばります!

目標はとてつもなく高いけれども、

やることはやって、できれば乗り越えてやる!という気持ちです。

「お父さんの金メダル」

(掲載日:2015年2月27日)

明けまして、おめでとうございます。

やや(かなり)遅い新年のご挨拶で失礼します。

 

正月休みは、ゆっくりできましたでしょうか。

皆さん、初詣やショッピング、旅行や温泉、

あるいは実家に帰省されたり、充実したお休みだった

ことと思います。

 

で、ランニングにも励まれたでしょうね。

正月は天気がいいので、寒くても走りがいがあります。

私も、まあまあそれなりに長い距離を走ることができました。

 

私事で恐縮ですが、6歳の息子がおりまして、

昔から、私が昼間走りに出るというと、なんだか不思議な顔をして

おりました。

週末は主に夜、息子が寝てから走りに出るので、

ランニングウェアを着ていると、違和感があるのでしょう。

 

「一緒に走る!」

とまあ、嬉しいことを言ってくれるのですが、

遊びならいいのですが、さすがにまだ無理なわけで…。

 

そんな息子が5歳くらいのとき、

私の部屋にある、富士五湖の完走メダル二つを見て、

「これ、金メダルとったの?」

と訊いてきたわけです。

 

完走メダルだよ、と丁寧に説明してもいいのですが、

私は、「そうだよ、金メダルいいだろ?」

と、ウソを言ってしまいました。

 

ちょっとだけ息子の目に、父親を尊敬する光が宿ったような

気がしました(笑)。

「いいなあ、金メダル。僕もほしい」

というので、

「メダルは、なにもしないではもらえないんだよ」

と話しました。

 

そのうち、金メダルではなく、完走メダルだとわかるように

なるのでしょうが、

私にとっては、ある意味、金メダルのようなもの。

 

そして、息子が信じている期間くらいは、

それなりに頑張ってランニングを継続しなければと思うのです。

 

結果よりもプロセスが大事、だと思います。

ただ、たまにはその逆、もありかな。

結果があるから、それを裏切るようなことはできない。

そういうモチベーションの持ち方もありなのかな、

そんなことを考えました。

 

マラソン大会で完走メダルがもらえるところって多くはないですが、

こういう賞があるのはいいものですね。

三個目の富士五湖のメダルを目指して頑張ります!

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