富士五湖ウルトラマラソンが、三週後に迫ってきました。

ふと、気づけばもうこんなに近くなっている。

ちょっと、気が引けてしまいます（笑）。

 

今年は初チャレンジの118キロ。

ちょっと完走が想像できない距離への挑戦…。

この挑戦に後悔がないと言えばうそになりますが、

まあ、ここまで来たらやるだけです！

 

ということで、今年もこの土曜日に路上7時間を敢行。

昨年の72キロ、一昨年の100キロ挑戦時にも走った

同じコースを独り黙々と走りました。

年に一回恒例、私にとっては完走のためのゲン担ぎであり、

一種の大会みたいでもあります。

 

ウルトラ本番では長時間路上にいるわけで、その半分くらいでも、

路上にいて、走って歩いてというのが本当にいい練習に

なります。岩本さんの100キロマラソンのための本を読んで

始めたこの?苦行?は、肉体的にはもちろん、精神的にも意味がある。

 

いつも通り、10時に出発、環八に出て谷原へ。

そこからは笹目通りを走って、高島平のほうに向かい、

志村坂上のほうに。ここで、一度、コンビニで休憩。

三回目の今回も、休憩箇所などまったく同じように走りました。

 

天気が良くて、やや暑い日。

至る所で桜が開花しかけていて、きれいで「麗らか」な春の日。

ただ、一週前のフルマラソンの疲れがはっきりと体に残っていて、

重く感じ、決して調子はよくありません。

でも、だからこそいい練習になるのかも。

かなりゆっくり目にキロ7分くらいで走りました。

 

で、中山道を走り、環八に戻ってさらに北に、北に。

荒川の前で右に曲がって赤羽岩淵や志茂、王子神谷の駅を走り、

目的地というか折り返しの王子駅。

いやあ、ここで結構疲れ果てていて、戻れるのか？

という感じ。

 

で、20分くらい昼食を食べたり休息したり。

駅の近くの公園で、近所のおじちゃん・おばちゃんの賑やかな話を

聴くこともなく聴き、エサをうかがうハトとたわむれ…。

ここ三年、やってることが同じ（笑）。

 

で、再び走る。足が重くだるくなってきたけれど、

とにかく再開後、1時間は継続して走ると決めて環八を

今度は真っ直ぐ南下。

1時間後、ジュースを補給したりしてとにかく歩き続けました。

また走ろうとするけれど、暑さと疲れで、体が拒否！

こんなことで本番は…と思うけれど、練習で追い込めるのはここまで。

 

東武東上線を超えて、走りを再開するもすぐにまた歩いたり。

ちょっとふらつく感じもあったので無理はせず。

また、元気になったら走って、を繰り返しました。

桜並木の道も通ったけれど、あまりに疲れてしまって、

カメラにも収めず。

 

で、これまた恒例の環八沿いの公園に戻ってきて、

アイスなどを食べて一休み。

すると体力がかなり戻ってきて、残り小一時間をちょっと

歩きも含めて走りました。

結局、50キロちょっと走って、5キロくらい歩いた感じ。

 

気づけば段々と夕方になっていき、帰宅すると17時半近く。

もっと走れる気がしていたので、満足感はないけれども、

さすがに路上に7時間以上いた安心感がありました。

 

しかし、独りで7時間半も走ったり、たまに歩いたり。

何を考えていたのか、それを考えてみますが、

たいしたことは考えていません（笑）。

でも、不思議と心地よい時間。

余計なものが体から脱落して、軽くなったような。

 

しかし、これで118キロの準備が万端というわけではない。

いや、かなり厳しいことに変わりはありません。

来週もこのくらい走りたいところですが、もう大会も近いし、

これ以上は逆効果でしょう。

 

来週は3時間か4時間走って、再来週は20キロ程度にとどめる。

で、本番を迎えることになりそうです。

正直、もう一本、路上7時間を入れる予定だったけれども無理でした。

不安は尽きませんが、あまり自分に期待しすぎず、

ただ淡々と走りたいと思っております！

先週日曜日に開催された板橋cityマラソン。

かなりの暑さで、参加者のみなさん日焼けされたのではないでしょうか。

かくいう私自身、鼻の頭がまだ赤いです。

 

このマラソン、私にとっては初めてのフルマラソンコース。

当時は荒川マラソンという名前で、

確か第10回大会が初めてのレースでした。

これもうろ覚えですが、タイムはかろうじて5時間を切るくらい。

それでも、フルマラソンを走り切った満足感は

今でも鮮明に覚えています。疲労感もすごかったけれど…。

 

最近のブログで、かなり自信満々に宣言？していたサブ4、

さて、どうなったでしょう。

かなり練習も充実していたし、実現するのは今回しかない、

くらいに思っていた大会でした。

コンディションも悪くなく、前日は早めに就寝して睡眠もバッチリ。

 

結果からいうと…今回もダメでした！

何とも分厚い壁に跳ね返されました。

言い訳はいろいろあるけれども、何を言っても、

結局、言い訳なんですよね。

残念な結果ですが、不思議と落ち込んだりしていません。

118キロのモチベーションも下がってはいないので、

今週末も、ロングランの予定です。

 

さて、当日の様子。

晴天に恵まれた中、1万人以上が午前9時に一斉にスタートしました。

私は、今回は5キロ28分を堅持すべく、

珍しく時計をにらみながら走りました。

いきなり、ポケットに入れていたスマホが落ちて、

10メートルほど戻って拾うというハプニング。

踏まれなくてよかった…。

 

やや、スピードが上がらない感じはありましたが、

私はどうもスロースターターのようです。

徐々にエンジンがかかり、あとでランネットで確認すると、

15キロから20キロで少し飛ばし過ぎたようです。

（この頃は、あまり時間を気にせず感覚で走っておりまして）

 

25キロ過ぎても調子は悪くない。30キロくらいでちょっと疲労が…。

ここからは気力勝負！サブ4ランナーになれるかなれないかの

瀬戸際！！そう思って重くなる足を運び続けました。

 

それにしても、時間が経つにつれて気温が上昇。

日陰もほとんどなく、直射日光に肌が焼かれる感じ。

冬の、主に夜に走ってきた身には、この暑さは堪えました。

結果的に、暑さが思わぬ形で足を引っ張ることになろうとは！

 

35キロを過ぎ、ちょっと朦朧とまではいきませんが、

息もかなり激しくなってきました。

軽い吐き気までしています。

でも、あとはカウントダウンでキロ数が減っていきます。

立ち止まりたい足腰の鈍い痛み、鉛を打ち込まれたような体を

何とか鼓舞して、前へ。

 

そして、自分を励まし、ダマしながら気づけば39キロ地点！

時計を見ると記憶がおぼろげですが20分ほどあったと思います。

つまり7分くらいで走ればぎりぎりサブ4達成！

一気に、現実味を帯びてきた目標。

同時に、体も悲鳴を上げ始めていました。

 

そして、39キロを過ぎて残り3キロの旗を過ぎた頃のこと。

急に左ももの裏の筋肉がビクビクっと攣ってしまいました。

初めてのことで、驚いて後続のランナーの邪魔にならないように

立ち止まらず足を引きずって歩きました。

 

道端で屈伸したりしますが、すぐには収まらず。

とにかく気が焦って歩いて前へ向かいます。

40キロ、時計を見るともう11分ほどしか時間がない。

こうなると絶望的です。ポッキリ、心が折れました(笑)。

挫けない力、なのに、さすがに挫けました。

 

何度か走ろうとしますが、すぐに歩いてしまって、

残りの2キロはほぼ歩き。

なんともいえない気分で、ゴールを目指しましたが、

その長いこと。いつもの3キロ、2キロなんて、

正直何でもない距離なのに、これほど遠いとは！

 

歩いていると、若い女性二人が沿道でランナーにチョコを

差し出していました。

走っているランナーの邪魔にならないように沿道を歩く私。

ふと見ると、彼女たちは私が近づくとチョコをなぜか隠します。

…走らざる者、食うべからずということ？

うーむ、別にチョコなんていらない、俺はサブ4がほしかった！

と心の中で叫んで、彼女たちの横を歩いて通過(笑)。

 

まあ、ともかくゴールにたどり着くとタイムは4時間7分50秒くらい。

一応、自己ベストでした。

…悔しさがこみあげてきますが、結果は結果。

そして、実際、すぐに立ち直りました！

考えてみれば、初マラソンは5時間をようやく切るくらい。

それが1時間ほどタイムを短縮しているのです。

確実に成長している。

 

それだけ、今回はよく練習もしたし準備もした。

結果は結果。足が攣ったのも含めて私の今の実力です。

走っていて足が攣るのは初めてだったけれども、

これはおそらく、暑さで汗をかきすぎ、やや脱水状態になっていて

攣ったのでないかと思います。

給水は確実にしていたけれど、なんせ暑かったので。

 

サブ4ランナーの称号？を手に、118キロに挑みたい、

という計画はとん挫しましたが、ある程度の自信はつきました。

 

4月19日に向けて、最後の調整が始まります。

とにかく、前に進むだけ。

がむしゃらに行きます！

昨日の3月1日、三浦マラソンに参加してきました。

今年でおそらく10年くらい（途中1度だけエントリーし忘れ…）

参加し続けている、すっかり馴染みの大会。

（数年前までは、この大会以外は走ったことがほとんどなかった！）

 

私にとってはこの大会に出たら春、という春を告げるマラソン大会。

もう、風物詩のようなものです。（実際、翌日の今日は暖かいです）

 

この日はあいにくの雨模様。

スタート前までは、かなり小雨で持ち直しそうだったのですが、

ハーフのスタートと同時に結構降り始めました…。

 

今回、やや遅く会場についたので、すでにスタート地点は

かなりの人で埋め尽くされていました。

なんとか予想タイム1時間45分くらいのスタート地点に

行きたかったのですが、さすがに無理で、

2時間10分くらいの予想タイムのスタート地点に。

 

いよいよスタート。雨降りですが、そう寒くはないので、

走るのにはちょうどいい気温かも。

しかし…最初はずっとコース幅が狭くて自分のペースで走れず。

名物のすごい坂を越え、5キロ地点のタイムが30分少しかかって

いました。これはマズイ！最低ラインの2時間切りが…。

 

ペースを変えて5キロから10キロはやや飛ばしたつもりですが、

どうにも調子が上がってきません。

こんなことで、今月22日の板橋でサブ4なんてできるのかな？

と弱気なことを考えていました。

 

中間点で1時間2分過ぎ…。そう抑えているつもりはないけれど、

コースが混んでいることもあってタイムが上がらない。

余力があるのか、確かに足にはかなり余裕があります。

で、ここからは攻めの走りに切り替え（笑）。

何度か大きなアップダウンがあるコースですが、

下りはかなりスピードを上げました。

 

15キロ過ぎの最後の大きな坂を超えて、

17キロくらいからは、大げさですがロングスパートに！

さすがに最後の1キロはもう息が上がっていました。

タイムはグロスでも2時間は切っていました。

いや、ほっとした。

完走証で確認するとネットで1時間54分38秒。

坂が多いことや、金曜夜に2時間走をやったことなどを

考えれば、まあ合格点。

 

雨と寒さでがちがちに体が固まっていましたが、

なんとか着替えて、駅で仲間と合流し、

居酒屋で結構飲んで、楽しい時間を過ごせました。

満足感、笑顔、そして安心感と互いへのねぎらい…。

毎年三人で出るのですが、この時間が最高です（笑）。

 

振り返ると、後半は本当によく頑張りました（我ながら）。

10キロ半を52分で走っていますから、5分を切るか

切らないかという私にしてはかなりのハイペースだったわけです。

 

ただ、油断は禁物。

22日の板橋に向けて、今週末には4時間走をする予定。

平日も、最低2日は走ります。

 

いよいよ現実味を帯びてきたサブ4。

自分でも、なぜにここまでこだわるのか不思議ですが、

まあ、そんな自分を客観的に眺めながら楽しんでいます。