伝わらない、認めてもらえない、壁にぶつかった、ついていけない、不安、なぜ?……考えすぎて悩み、立ち止まっていませんか?
仕事をしていれば、必ずぶつかる壁。問題なのは壁にぶつかってからどう動くか。問題に直面しながらも「走りながら考える」ことこそ壁を突き破る「突破力」となり、現状を好転させます。
行動→経験→自信→行動……の好循環サイクルの作り方が分かる!
好循環サイクルの起点は「行動」。行動が次の行動を生み、時に失敗をしながらも、経験値を積み上げていく。小さな成功が自信となり、雪だるま式に大きな自信へ…。具体的な30のケースに熱く的確な回答が示されているので、読むだけで好循環サイクルが身体感覚で身につきます。
著者・齋藤孝からのメッセージ
現代の日本では理論が先走り過ぎて、がんじがらめになっている人が多いと感じます。『声に出して読みたい日本語』も切り離されがちな理論と身体(行動)を結びつけ、国語教育の中でも生かして欲しいとの思いから書いたものです。
今回、上梓することとなった『突破力!』は、ビジネスの世界でも同様であると考え執筆しました。
MBAなどの理論だけでは、ビジネスはうまく回りません。どういうスタンスで仕事に望むのかという姿勢も重要です。大切なのは、頭で「理解」するだけではなく、実際に行動を起こして、それを「実践」できるかどうかということです。
私も30代に壁にぶつかり鬱屈としていた時期がありますが、「突破力」で状況を打開してきました。就活生・20代のビジネスパーソンからマンネリや伸び悩んでいると感じるベテランの方々にまでお役に立てる内容だと思います。