内容紹介
フクシマで起きていることをすべて18年も前に見通して歌った詩人が、ここにいる。2011年3月11日以降にこの詩と出会う読者はみんな驚嘆して、鳥肌が立ち、読み返して再び驚き、「予言だ」とささやく。
ぼくは100回以上読んで、それでも鳥肌が立ち、若松さんの見事な構成と描写に、なんとか英語でも近づこうと翻訳に励んだ。そしてやはり「予言だ」と繰り返し言った。(アーサー・ビナード)
フクシマの写真を、気鋭の写真家・齊藤さだむが活写! 原発が人間にもたらしたもの、心優しい人びとの多く住む福島に与えた傷痕の大きさ、現実を、詩と写真で訴える。