たなか まさすみ 田中眞澄
1946年北海道生まれ。映画・文化史家。慶應義塾大学文学研究科修士課程修了。映画を民衆世相と社会思想の接点に据え、映画史の枠組みを超えた近現代史の独自な問題提起を行なう。著書に『小津安二郎のほうへ―モダニズム映画史論』『ふるほん行脚』(ともに みすず書房)、『小津安二郎周游』(文藝春秋、岩波現代文庫)など。編著書に『小津安二郎・全発言1933?1945』(泰流社)、『小津安二郎戦後語録集成』『全日記 小津安二郎』(ともにフィルムアート社)など。2011年逝去。享年65。