たなべ・せいこ 田辺聖子
1928年大阪府生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒業。1958年初の単行本『花狩』刊行。1964年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で第50回芥川賞受賞。1987年『花衣ぬぐやまつわる……』で第26回女流文学賞受賞。1993年『ひねくれ一茶』で第27回吉川英治文学賞受賞。1994年第42回菊池寛賞受賞。1998年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第26回泉鏡花文学賞、翌99年第50回読売文学賞評論・伝記賞受賞。1995年紫綬褒章受章、2000年文化功労者、2008年文化勲章受章。恋愛小説、古典、評伝、エッセイなどの作品は、幅広い世代の多くの読者に愛されている。伊丹市名誉市民。