内容紹介
昨年、悪性リンパ腫で逝った著者の遺稿集。著者は、父君の死に臨んだとき、手術、放射線、抗癌剤の攻撃的治療だけに終始したことに悔恨の情をもったという。そして自らの悪性リンパ腫である。行き着いた先が、死と死後の世界を見据えた医療への興味だった。生命にとって「死は折り返し点に近い」という帯津良一医師の理論に共鳴したのだ。真摯に死と向き合い、今を精一杯生きた著者の生きざまが清々しい。挿入された画もカラフルで明るい。今この瞬間を生きる悦びが弾んでいる。
昨年、悪性リンパ腫で逝った著者の遺稿集。著者は、父君の死に臨んだとき、手術、放射線、抗癌剤の攻撃的治療だけに終始したことに悔恨の情をもったという。そして自らの悪性リンパ腫である。行き着いた先が、死と死後の世界を見据えた医療への興味だった。生命にとって「死は折り返し点に近い」という帯津良一医師の理論に共鳴したのだ。真摯に死と向き合い、今を精一杯生きた著者の生きざまが清々しい。挿入された画もカラフルで明るい。今この瞬間を生きる悦びが弾んでいる。